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ジャン・ジオノ紀行

南仏オート=プロヴァンスの人と自然

著:山本 省

紙版

内容紹介

作家はたった一本の木から物語を創った。地球規模で文明の限界が叫ばれている今、自然が残る地域での生活に価値を見出そうとしたジオノの試みが大きな意味を持つ。彼の文学的な足跡を考えることは極めて今日的な作業である。

著者略歴

著:山本 省
信州大学農学部教授
1946年兵庫県生まれ。1969年京都大学文学部卒業。1974年京都大学大学院博士課程中退。南フランス文学研究(都会を嫌い、生涯南仏オート=プロヴァンスで個性的な作家活動を展開したジャン・ジオノの研究)。19世紀末から20世紀前半のフランス文学研究(ヴァレリー、デュ・ボス、ジッド、プルースト)。パスカル研究(パスカルを個別的に研究すると共に、フランス文学における神秘的なパスカル的要素と合理的なデカルト的要素についての研究)。著書に、『南仏オート=プロヴァンスの光と風』(彩流社、2004年)が、訳書に、アラン・ルヴィエ『オーケストラ』(白水社、1990年、共訳)、ジャン・ジオノ『世界の歌』(河出書房新社、2005年)、『喜びは永遠に残る』(河出書房新社、2001年)、シャルル・デュ・ボス 『近似値』(彩流社、1993年)等があり、本書と同時に詳細な解説と写真多数を付した新訳『木を植えた男』(ジャン・ジオノ著、彩流社)を刊行。

ISBN:9784779111754
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:206ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2006年07月
発売日:2006年07月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB