出版社を探す

詩集 ボル

著:庄司 直人

紙版

内容紹介

足も目も不自由な猫、ボル。
見えない目で見ている世界はなんなのか。
呼ぶと、おかしな声を出して寄ってくる。
ボルは主人に呼ばれることを、いつも待っている。
主人はボルがひょこひょこ歩いてくるのを待っている。
生きているとは、こういうことなのか――。
晩翠賞受賞の詩人が残した私家版「詩集ボル一九七三年」を再編集。巻末には詩人の娘が解説を寄せる。猫との暮らし、その死を通して、生きているとは何かを自己に問いかける。

著者略歴

著:庄司 直人
1921仙台に生れる。1942~47東京帝国大学学生。1943~45第二次大戦参加。1947以降 詩を発表。1978『庄司直人詩集』で第19回晩翠賞受賞。1999永眠。 既刊詩集『あるひろさ』(1951)、『侏儒連禱』(1951)、『ノブタン詩集』(1951)、『詩論』(1956)、『詩について』(1959)、『知子と』(1960)、『モビール詩集』(1963)、『聖家族』(1965)、『ケヤキ並木のある街で』(1970)、『庄司直人詩集』(1978)、『コラール集Ⅰ〜Ⅸ』(1986)

ISBN:9784779010347
出版社:幻冬舎ルネッサンス新社
判型:4-6
ページ数:88ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2013年11月
発売日:2013年11月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ