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破花の宴

著:矢口 つくす

紙版

内容紹介

旧家に住込む儚げな家庭教師。
一夜の愛に人生を狂わせた謎の女。
不治の病の夫を見守る妻。
清純の影に闇を潜ませる女優。

気高い美しさを持つ女たちが、死を賭した愛の果てに得るものは。

28歳の貴子は、女子高の英語教師を辞め、都会の喧騒を離れ、埼玉県の山村の旧家、大両寺家で住み込みの家庭教師として働くことになった。貴子は、中学二年になるトオルとその姉の教師として静かな生活を始める。だが、夜ごと強引にその家の遠縁の元理科教師和彦に体を求められ続け、自暴自棄になった貴子はついに猟奇的な情事に及んでしまう。いつしかその世間から隔絶された旧家の中での行為は死を賭したものとなっていく。そして20年後――。全てを燃やし尽くす情念を緻密な筆致で描く、禁断の純愛小説。

著者略歴

著:矢口 つくす
1953年2月生。うお座。血液型A。都立武蔵丘高等学校から早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。翻訳家。フリー研究者(バリアフリー旅行、障害学)。東京都中野区在住。

ISBN:9784779008436
出版社:幻冬舎ルネッサンス新社
判型:4-6
ページ数:418ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2013年03月
発売日:2013年03月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ