I/OBOOKS
「仮想通貨」の大容量データを超高速計算する「自作PC」
著:なんやら商会
内容紹介
以前の仮想通貨は、「ビットコイン」や「Monero」、「モナコイン」など、多くの仮想通貨がPCマイニングの対象になっていました。しかし、現在では主要通貨の「専用ASIC」を積んだ専用機が担うようになり、個人のPCでは利益を得ることが難しくなりました。
また、現在の定番でもある「Ethereum」も、次期バージョンではマイニングを必要としない仕組みへの移行が決まっており、仮想通貨界隈も日々変化しています。
今後、「PCマイニング」が廃れるかというと、そうではなく、また新しい仮想通貨が次々に誕生し、引き続き、それらに個人のPCが活用されていくでしょう。
*
本書は、一昔前のスーパーコンピュータークラスの能力をもつPCを個人で自作し、仮想通貨の大量データを高速計算し、長期運用させるノウハウを解説します。
本書を活用して運良く「仮想通貨」で儲かればラッキーですが、儲からないにしても、「高性能自作PC」の製作や運用の、高度な知識が身につくはずです。
目次
■「仮想通貨」とは
■「仮想通貨マイニング」とは
■採掘に対応した仮想通貨
■大量データの高速計算に必要なPC
「仮想通貨」の選択/「ケース」の選択/「マザーボード」の選択/「O/S」の選択/「CPU」の選択/「メモリ」の選択/「ストレージ」の選択/「電源」の選択/「グラフィックボード」の選択/マイニングプールの選択/「仮想通貨」を「マイニング」するソフトウェア/主なマイニングソフト/仮想通貨取引所、ウォレット/主な国内取引所/主な海外取引所/仮想通貨ウォレット
■高速計算用PCの熱対策
■マイニングリグの組み立て
「オープンフレーム」の組立/「マザーボード」の取付け/「CPU」の取付け/「CPUクーラー」の取付け/「メモリ」の取り付け/「電源」の取り付け/HDD/SSDの取り付け/グラフィックボード/ライザーカードの取付け/「ケーブル」の配線/PCI-Express補助電源、ライザーカードの配線/ディスプレイ出力ケーブル/「O/S」の導入と設定/マイニングリグ運用に必要な設定/「仮想通貨」を「マイニング」するソフトウェアの導入と設定
■高速計算PCの実践
マイニングソフトの実行/マイニングプールの使い方/結果の払い出し設定/取得した仮想通貨の売却
■マイニングのグレードアップ
グラフィックボードマイニングのチューニング/動作検証/VBIOSの更新/マイニングリグの遠隔再起動/冷却と排気/水冷化/最後はクーラーが頼り/運用のプログラミングによる自動化/マイニングプールの監視/ソフトの監視/仮想通貨売却の自動化/HDDマイニング/CHIA(チア)とは?/プールマイニングのやり方
ISBN:9784777521777
。出版社:工学社
。判型:B5
。ページ数:144ページ
。定価:2600円(本体)
。発行年月日:2021年12月
。発売日:2021年12月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF。