シリーズ紙礫 13
基地
著:八木澤 高明
紙版
内容紹介
シリーズ紙礫 第13弾。
「兵士と戦争」をめぐる短編集。
基地は一般人を軍人へと変容させる。しかし同時に、故郷への思いや死の恐怖も基地の中には渦巻いている。
バグダッドの日常は、銃声と米軍のヘリコプターが放つバリバリという不快なローターの音、そしてテロが頻繁に発生し、血腥い空気に覆われていた。(編者解説より)
終わりなき戦火の中で、人はどのように生きるのか?
目次
「一兵卒」 田山花袋
「河沙魚」 林芙美子
「歌姫」 火野葦平
「出征」 大岡昇平
「黒地の絵」 松本清張
「出発は遂に訪れず」 島尾敏雄
「ベトナム姐ちゃん」 野坂昭如
「水筒・飯盒・雑嚢」 古山高麗雄
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解説 八木澤高明