内容紹介
大杉栄がフランスから帰り、有島武郎は情死。関東大震災の瓦礫の街で大杉と伊藤野枝、7歳の甥の橘宗一は憲兵大尉・甘粕正彦の手にかかる。難波大助はステッキ銃を構え皇太子を狙う。
目次
Ⅶ 襤褸の巷にて
Ⅷ 歴史の薄暮に炬火をかかぐ
Ⅸ 震災前夜
Ⅹ 炎と屍の街
Ⅺ 大杉殺し、甘粕正彦か?
著者略歴
著:竹中 労
1930年、東京生まれ。東京外大露文科除籍後、肉体知的労働の底辺を転々、自由なもの書きとして舞台・映像・音盤とさまざまな分野に表現を試みる。著書、『琉球共和国』『水滸伝/窮民革命のための序説』『無頼と荊冠』『逆桃源行』朝日文庫『美空ひばり』ちくま文庫『断影大杉栄』『ルポライター事始』など多数。1991年死去。
絵:かわぐち かいじ
1948年広島県生まれ。明治大学文学部在学中の68年、「夜が明けたら」(ヤングコミック)でデビュー。アウトローや探偵たちの物語から、スポーツドラマや時代劇まで、壮大な世界観の作品で人気を博す。代表作に「アクター」「沈黙の艦隊」「ジパング」(いずれも講談社漫画賞受賞)や「太陽の黙示録」(小学館漫画賞受賞)があるほか、「バッテリー」「僕はビートルズ」などヒット作多数。
ISBN:9784774404653
。出版社:皓星社
。判型:A5
。ページ数:276ページ
。定価:1200円(本体)
。発行年月日:2012年04月
。発売日:2012年04月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。