107年の謎
プサン迫間別邸の調査記録
著:木津 宗詮
紙版
内容紹介
韓国に残された数寄屋建築。明治42年の姿を追い求め、数奇な運命を辿った建築の謎に挑んだ日本人がいた。本書は、その記録である。
日本統治の終焉、建国、内戦、軍事独裁、高度成長、再開発を経て、迫間房太郎別邸は数奇な運命をたどり、 既に創建当初の姿をとどめていないにも関わらず、当初の平面図一枚から暗中模索で新資料を発掘。限られた資料から真相を探求することでこの本が出来上がった。貴重な研究資料を通して、迫間房太郎別邸は歴史的遺産として未来へと受け継がれていく。