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グローバル化に対抗する運動ともうひとつの世界の可能性

いかに繋がり、いかに変えるか

編:上智大学グローバル・コンサーン研究所
編:国際基督教大学社会科学研究所
著:クリストフ・アギトン

紙版

内容紹介

市場の論理をすべてに押しつける新自由主義に、「市民社会」はいかにして対抗するのか。

反貧困、労働者の連帯、お金に囚われないライフスタイルの提案など、国内・海外の最前線で闘う活動家が集い、「もうひとつの世界」実現のためにかわした討論の記録。



「世界社会フォーラム」「素人の乱」「反貧困ネットワーク」「ATTAC」など、注目すべき「対抗」運動の実践をわかりやすく紹介。

経済・通信のグローバル化は、新自由主義とセットで世界の分断を押し進めるだけではなく、これまでにない広がり、柔軟性もつネットワークで人びとを繋げる可能性をもつ。

不況・貧困のただ中で生きる人たちに向けた、世の中をもっと暮らしやすく変えていくためのヒント満載の書。

(本書は、2009年11月に上智大学で開催された同名の国際シンポジウムを書籍化したものです。)

著者略歴

著:クリストフ・アギトン
一九五三年生まれ。一七歳からLCR(革命共産主義者同盟)で活動、一九八九年にフランス・テレコムに入社、CFDT(フランス民主主義労働同盟)に加入のち除名。独立労組SUD(連帯・統一・民主)を創設。一九九三年に反失業運動AC!(失業に反対する連帯行動)、一九九六年に「失業に反対するヨーロッパ行進」、一九九八年にATTAC(市民のために金融取引に課税を求めるアソシエーション)の創設に参加。世界社会フォーラムにおいても国境を超えた社会運動のあり方を模索している。また、パリ第一大学(パンテオン・ソルボンヌ)にてインターネットと社会について教鞭をとる。

主著:『「もうひとつの世界」への最前線—グローバリゼーションに対して立ちあがる市民たち』(増田一夫・稲葉奈々子訳、現代企画室、二〇〇九年)、『フランス社会運動の再生—失業・不安定雇用・社会的排除に抗し』(共著、湯川順夫訳、柘植書房新社、二〇〇一年)

ISBN:9784773810172
出版社:現代企画室
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2010年11月
発売日:2010年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB