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変体仮名とその覚え方

著:板倉 聖宣

紙版

目次

もくじ

 はしがき 3

変体仮名の話
 「生」「そ」「」の字は、漢字か平仮名か︱10
 変体仮名の話︱12
 明治の教科書の中の変体仮名の種類︱14
 五十音図の歴史︱16
 なぜ昔は同じ音を表す文字がたくさんあったか︱18
 片仮名には変体仮名がなかった︱20
 合成仮名の読み方︱22
 変体仮名をなぜ学ぶか︱24
 変体仮名を覚えるための前提︱28
 江戸時代の大衆向きの本に出てくる変体仮名の種類︱32
 寺子屋のテキスト(往来ものの平仮名)︱34
 江戸時代の大衆的な本に出てくる変体仮名の種類︱36
 標準的変体仮名一覧表︱38


変体仮名の覚え方
 文部省の実験︱43
 明治十七年発行の小学校の教科書『読方入門』︱49
 『学問のすすめ』︱80
 亀谷行篇『修身児訓』︱82

変体仮名を覚える
 練習1〜34
そ 85 / は 86 / な 88 / る 89 / も 90 / お 91 / ら 92 / る 93 / ほ 94 /ま 95 /
の 96 / か 96 / た 97 / ち・て・く・ひ 98 / り・く 98 / わ 99 / に 100 / や・ゆ 101 /
よ 101 / れ 102 / け 103 / し・こ 104 / い・ぬ 105 / す 106 / つ 106 / さ 107 / せ 107 /
あ・き・ふ 108 / そ ・え 109 / と・ね 110 / み・め・へ・ろ・を 111 / る 112
まぎらわしい字体の平仮名 113
平仮名の元になった漢字一覧表 116

あとがき 118
付録・変体仮名とその廃止の教育史(国立教育研究所 所内研究会発表要旨) 121
「讀方入門」「學問のすすめ」正答 127

著者略歴

著:板倉 聖宣
1930年 東京の下町に職人の子として生まれる。
1953年 東京大学教養学部教養学科,科学史科学哲学分科卒業。
1958年  東京大学大学院数物系研究科物理学課程博士コースを修了,物理学史の研究によって理学博士となる。
1959年 国立教育研究所(現国立教育政策研究所)に勤務。
1963年 科学教育の内容と方法を革新する仮説実験授業を提唱。
1983年 編集代表として月刊誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊。
1995年 国立教育研究所を定年退職し,「(私立)板倉研究室」を設立。

 研究の範囲は多様で,世界や日本の科学史の研究,物理教育を中心とした科学教育の研究のほか,歴史教育を中心とした社会の科学とその教育の研究もすすめ、多くの著書を著している。科学者の伝記や科学読物にも定評がある。また芸術やスポーツを楽しむように科学を楽しもうという「サイエンスシアター」を企画,科学の楽しさを広める運動を展開している。
〔主な著作〕『科学と方法』『科学と仮説』(季節社),『仮説実験授業』『模倣の時代(上・下)』『原子論の歴史…

ISBN:9784773502749
出版社:仮説社
判型:B6
ページ数:126ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2016年11月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ