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仮説社オリジナル入門シリーズ

煮干しの解剖教室

文:小林 眞理子
写真:泉田 謙
絵:こばやし ちひろ

紙版

内容紹介

「解剖」というと,結構大変で手間のかかるイメージがありませんか。しかし,「煮干しの解剖」は,子どもたちだけでもできます。なんといっても煮干しを手で割りほぐすだけでいいのですから。
あの,10センチほどのカタクチイワシの体の中に,ちゃんと,目玉も脳も,背骨,筋肉,えら,さいは,心臓,胃,肝臓,卵巣(精巣)もあります。でも,カタクチイワシが煮られたときにゴチャゴチャになってありますので,注意深くばらして見ないと,なかなか見つかりません。
でも,本書があれば大丈夫です。頭や胴体をを割ったところの写真や各種臓器の写真をいっぱい掲載しています。煮干しの時の写真だけでなく,生のカタクチイワシの写真も載っていますので,エラやサイハの仕組みなどもよくわかります。
ぜひ,本書を見ながら煮干しを解剖してみてください。こんな小さな煮干しも,しっかりと生きて泳いでいたんだなあと思えてくること間違いなしです。ぜひお子様たちとともに,そんな気持ちを味わってください。

目次

ようこそ煮干しの解剖教室へ
用意するもの
煮干しをまるごと見てみよう
煮干しを2つに分ける
頭の中身
 脳・目・耳
 さいは・えら
 心臓
胴体を2つに分ける
 胴体
 消化管
食べる・食べられるカタクチイワシ
 肝臓
 卵巣・精巣
 背骨・せきずい・血管・筋肉
 見分けにくいもの
 もしも見ることができたら
解剖で見えてくるもの
謝辞ーあとがきにかえて
参考文献 

著者略歴

文:小林 眞理子
神奈川県横浜市生まれ。埼玉県新座市在住。1974年,明治大学農学部農学科卒業。製薬会社,私立中高教諭,在家庭を経て公立中高校で講師。現在,東京都小平市立上水中学校講師。仮説実験授業研究会会員。埼玉たのしい科学ネットワーク(NPO)メンバー。物理教育研究会(APEJ)会員。著書:『シミュレーション版《もしも原子が見えたなら》』(CD-ROM編集・共著,仮説社)
写真:泉田 謙
1952年生まれ。東京在住。東京写真専門学院を卒業後,MY(エムワイ)スタジオ,表参道スタジオなどを経て,現在はフリー。主に商品撮影,特に建築写真,料理写真をを手がけている。
絵:こばやし ちひろ
北海道名寄市生まれ。アメリカ合衆国ニューヨーク在住。アメリカと日本でウエブデザイナー,イラストレーターとして活動中。

ISBN:9784773502213
出版社:仮説社
判型:B5変
ページ数:36ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2010年07月
発売日:2010年07月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSV