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磁石(および電気)論

新版

著:ウィリアム・ギルバート
訳:板倉 聖宣

紙版

目次

原題「慈石,磁性体,巨大な慈石:地球について——多くの議論と実験とによって証明された新しい生理学」

磁気の哲学に関心をもつ誠実な読者の方々へ/
慈石について古代人と近世人の書いたこと——言及だけのものも含む。そのさまざまな意見とむなしさ/
慈石は,その自然の能力のきわだっている部分,すなわちその性質の顕著な極を有する/
慈石は,他の慈石と自然な位置関係にあるときにはそれを引っぱるが,逆の位置関係にあるときにはそれをしりぞけ,自然の位置にもどす。
磁気的な接合について。
それに先立ってまずコハクの吸引,すなわち,より正確にいえばコハクに物体がすいつくことについて/
(その力を増すために)慈石の極の上に武装させる鉄の兜とその効果について 他/

訳者による解説——ウィリアム・ギルバートの生涯/
『慈石論』について/
ギルバートの物質理論・引力説のまちがいとその妥当性/

『慈石論』の全目次と図版のすべて 他

著者略歴

訳:板倉 聖宣
1930年,東京生まれ。1953年,東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科卒業。1958年,東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。理学博士となる。1959年,国立教育研究所(現国立教育政策研究所)に勤務。1963年,仮説実験授業を提唱。1973年,遠山啓氏らと教育雑誌『ひと』(太郎次郎社)を創刊。1983年,月刊『たのしい授業』(仮説社)を創刊。その編集代表となる。1995年,国立教育研究所を定年退職,同研究所名誉所員となる。同年,私立板倉研究室を設立,社会の科学を含む「科学と教育」の研究を続けている。

ISBN:9784773502077
出版社:仮説社
判型:A5
ページ数:152ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2008年06月
発売日:2008年06月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PHM