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母性の科学

ママになると脳や性格がすごく変わるわけ

著:アビゲイル・タッカー
訳:西田美緒子

紙版

内容紹介

●「母性」はこんなにも力強く、しかも傷つきやすい。
 驚きの真実を、最新のサイエンスが明かすーー
 母親から生まれたすべての人類へ贈る決定版!●

母親になるのは、新たに生まれ変わるほどの大転換です。
脳が変わり、性格が変わり、行動も変わります。

みずから4人の子どもを産み育て、
ベストセラーライター(『猫はこうして地球を征服した』)でもある著者が、
その神秘と驚異を最新のサイエンスで解き明かします!

・母性本能って? 
・ママになると性格が変わるわけ
・母親脳はどのように育まれる? 
・胎児は母親を操っている
・子宮は父母の格闘競技場だ 
・遺伝子や進化とのかかわり
・子どもの性別は母親をどう変える?
・環境やストレスがもたらす影響
・産後うつになる要因は?
・子どもの気性は母乳で変わる
・母親を支えるネットワークの大切さ  
・ママたちが幸せになる社会とは?
・・・

なぜ心身の大きな変化が起こるのか、妊娠・出産・子育ての不安とどう向き合うか、
第一線の科学者たちが「母性」の真実を伝えます。

★「男性も必読!」〜毛内拡(脳科学者)「X」より
★ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナル、ワシントンポスト、
 ディスカバーマガジンほか多数メディアが激賞!

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::著者:: アビゲイル・タッカー
ライター。『スミソニアン』誌の特約記者。彼女の記事は、毎年、最も優れた科学読み物を
選ぶ「ベストアメリカン・サイエンス&ネイチャー・ライティング」に掲載された。
前著『猫はこうして地球を征服した』は全米ベストセラーとなり、多数の年間ベストブック・賞を獲得。

::訳者:: 西田美緒子
翻訳家。訳書は、マーティー・ヘイゼルトン『女性ホルモンは賢い』、
ペネロペ・ルイス『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』、
ユヴァル・ノア・ハラリ『人類の物語』など、多数。

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::目次::

はじめに・・母親はなぜ最高で最悪か?   
第1章・・母性に目覚めるとき
第2章・・父親は胎盤を通じて母体を侵略する
第3章・・なにが母親脳を育むのか?
第4章・・ママになると性格が変わるわけ
第5章・・母親の個人差と経験の大切さ
第6章・・母親遺伝子を探しに
第7章・・子どもがもたらす驚きの影響
第8章・・環境やストレスの問題
第9章・・社会的なつながり
第10章・・ママたちが幸せになるために

目次

●はじめに・・母親はなぜ最高で最悪か? 
謎の細胞/胎児性マイクロキメリズム/母親を操る/
再編される脳/母性本能って?/ママパワー/母性本能のパラドックス
  
●第1章・・母性に目覚めるとき
わが子を嗅ぎ分ける/スーパーママは現れない/
人類に共通する子育てとは?/赤ちゃんが出す原初の信号/
喜びのパラダイムシフト/私の最初のお産体験/最も際立った存在/
鋭敏化/地球初のロマンス/仮面を外す

●第2章・・父親は胎盤を通じて母体を侵略する
父性本能/卵とミルク/共感妊娠する新米パパ/
子どもへの接し方は父母でどう違う?/父性は自然には芽生えない/
公平にならない親業の負担/子宮は格闘競技場だ/
胎盤細胞が母親を攻撃する/献身的愛情を強める

●第3章・・なにが母親脳を育むのか?
運命を変える一服/赤ちゃんの泣き声への反応/ホルモンの影響/
母親ならではの順応性/mPOAと母性回路/経験による刺激/養母と養子

●第4章・・ママになると性格が変わるわけ
世界の景色が変わる/脅威が迫っても慌てない/母性攻撃/
私が恐竜ママになったとき/忘れっぽくなるわけ

●第5章・・母親の個人差と経験の大切さ
母親の多様性と独自性/動物にも母親ごとの育児スタイルあり/
私のなかの異なる母親/多様さを生み出す素/生活史に注目/
ベビーシッターの経験/終末投資仮説/帝王切開の問題/
母乳か人工乳か/あとから生まれる子どものほうが得?

●第6章・・母親遺伝子を探しに
世代を超えて伝わる母性行動/遺伝子という占い師/
「鏡よ鏡、どうせ私は母親にそっくり」/家畜化された動物では?/
遺伝子の「持ち味」/オーケストラの総譜のように/
子ども部屋の幽霊/エピジェネティックな違い

●第7章・・子どもがもたらす驚きの影響
子どもが母親を作る/胎児と母親の連動/母性プログラミング/
どちらが主導権を握っている?/子どもが変わると母親も変わる/
えこひいき/ベビースキーマ/子どもの性別は母親にどう影響する?/
娘か息子、どちらがいい?

●第8章・・環境やストレスの問題
プラスチック汚染の影響/環境に応じて/最大のストレスとは?/
ストレスがたまると/余分なカロリーとベビーブーム/命取りのキス/
フリーコマミクス/トラウマへの自己防衛/
貧困と扁桃体/男の子のほうが生まれやすくなる状況/
子どもの気性を母乳で左右する

●第9章・・社会的なつながり
孤独のなかで/欠かせない共同の世話/地位が高いか、低いか/
祖母の手助け/職場と母親の幸せ/階級を上下して/
パートナーとの関係/シングルマザーの闘志と疲労

●第10章・・ママたちが幸せになるために
母親セラピーは効果あり?/文化的習慣の由来/
豊かな国の不幸な母親たち/オランダの妊婦が幸せなわけ/
問題解決への小さな一歩/融通の利く支援システムを/
コロナ渦中での出産/未来の母親へのアドバイス

著者略歴

著:アビゲイル・タッカー
ライター。『スミソニアン』誌の特約記者。彼女の記事は、毎年、最も優れた科学読み物を選ぶ「ベストアメリカン・サイエンス&ネイチャー・ライティング」に掲載された。前著『猫はこうして地球を征服した』は全米ベストセラーとなり、多数の年間ベストブック・賞を獲得。
訳:西田美緒子
翻訳家。訳書は、マーティー・ヘイゼルトン『女性ホルモンは賢い: 感情・行動・愛・選択を導く「隠れた知性」』、ペネロペ・ルイス『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』、ユヴァル・ノア・ハラリ『人類の物語』など、多数。

ISBN:9784772695800
出版社:インターシフト
判型:4-6
ページ数:408ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年09月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:VFXB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:JBSF