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美味しさの脳科学

においが味わいを決めている

著:ゴードン・M・シェファード
訳:小松 淳子

紙版

内容紹介

<美味しさの正体を、脳科学がとらえた>

美味しさ(味わい)は、口ではなく、脳が創り出している。
その決め手は、口中から鼻に抜けるにおいであり、
「においのイメージ」がパターンとして、脳で味わいを生み出すのだ。

このにおい感覚は、嗅覚の鋭いイヌよりも、ヒトのほうが断然、上回っている。
そんな繊細な「においx味わいの感覚」こそ、ヒトを進化させ、
また今日でも、生涯にわたり深い影響を及ぼしている。

驚きの知見、満載の「ニューロ・ガストロノミー」へ、ようこそ!

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::著者:: ゴードン・M・シェファード
イェール大学・医学大学院の神経生物学教授。『ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス』誌の前編集長も務める。
味わいとにおい、脳に関わる研究の第一人者。また、脳の「微小回路」の発見・命名者としても知られる。
『脳のなかの匂い地図』(PHP)の著者、森憲作・東大医学部教授も、教え子のひとり。

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::主な内容::

・味わいは脳の創造物である
・「ニューロ・ガストロノミー」の提唱
・犬と人間の嗅覚を比べる

・鼻をつまむと味がよく分からなくなるわけ
・においは顔に似ている
・においはどのように脳で味わいに変わるのか?
・分子ガストロノミーとの連携へ

・風味が大切なわけ
・記憶とにおい:プルースト再解釈
・過食と肥満の原因
・風味の神経経済学

・言語とのかかわり:ワインを語る言葉
・意識・無意識とのかかわり
・においと風味が人類を進化させた
・胎児から老年まで

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::絶賛! ::

味わいを感じるしくみから、その社会的な影響まで、
本書は味わいに関する新たな道を切り拓く。
――リチャード・ランガム〜『火の賜物』の著者

私たちの健康と幸福にとって欠かせなくなるだろう、
ニューロ・ガストロノミーのめざましい成果を伝えてくれる。
――『ネイチャー』

著者略歴

著:ゴードン・M・シェファード
イェール大学・医学大学院の神経生物学教授。『ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス』誌の前編集長も務める。味わいとにおい、脳に関わる研究の第一人者。また、脳の「微小回路」の発見・命名者としても知られる。『脳のなかの匂い地図』(PHP)の著者、森憲作・東大医学部教授も、教え子のひとり。

ISBN:9784772695404
出版社:インターシフト
判型:4-6
ページ数:360ページ
定価:2450円(本体)
発行年月日:2014年04月
発売日:2014年04月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD