出版社を探す

バイヤード・ラスティンの生涯

ぼくは非暴力を貫き、あらゆる差別に反対する

著:ジャクリーン・ハウトマン
著:ウォルター・ネーグル
著:マイケル・G・ロング

紙版

内容紹介

アメリカ 公民権運動の時代。
黒人も同性愛者も、公然と差別される対象だった。
それでも彼はくじけることなく、非暴力で敢然と差別に立ち向かう。

バイヤードは、暴力に頼らずにトラブルを起こす達人でした。第二次大戦中、非暴力 が正しいと信じて刑務所に入ることを厭わない勇気を持っていましたし、1963年の「雇用と自由を求めるワシントン大行進」を成功させた、頭脳明晰な人でもあります。
キング牧師のような、当時はまだ若い指導者たちに非暴力の戦い方を教え、そうした人たちを公民 権運動で強い影響力を持つ人物に育て上げた謙虚な人でした。

目次

もくじ
キング牧師の陰にかくれて
大家族
地下鉄道
いちばんになる
抗い続けて
非暴力の力
非暴力直接行動
戦争はまちがっている
ジム・クロウのバス
人種差別のある軍隊
鎖につながれて
非暴力に定評のある人物
「病」
バスボイコット運動
裁判闘争から直接行動へ
お払い箱にされて
「ワシントン大行進」の立て役者
「わたしには夢がある」
暴動
キング牧師暗殺
ゲイの人権
「自由の鐘を鳴らそう」
★考えてみよう 議論してみよう

著者略歴

著:ジャクリーン・ハウトマン
フリーランスの作家。ウィスコンシン州マディソン市にあるウィスコンシン大学で、病原微 生物学の博士号を取得。大人向けにも子ども向けにも、科学読み物を多数執筆。夫 ともに、バイヤードの故郷ペンシルベニア州ウエストチェスターでクエーカーの結婚証明 書を取る。ウィスコンシン州在住。
著:ウォルター・ネーグル
バイヤードが亡くなるまでの10年間、バイヤードの同性パートナーだった。ふたりは 1977年、バイヤードが国内の公民権運動と、国際問題、とりわけ難民問題や人権 問題に取り組んでいたころに出会う。ウォルターは長年、非暴力や社会正義の問題に 関心を持っており、バイヤードと共通の価値観や関心、信念を抱いていた。ウォルター はフォーダム大学を卒業後、A・フィリップ・ランドルフ教育基金でバイヤードとともに働 き始める。1987年にバイヤードが亡くなると、バイヤードの価値観や活動を広め、バ イヤードの業績を知ってもらうための民間の財団「バイヤード・ラスティン基金」の創 設に尽力。2013年、ウォルターは、初めて同性パートナーのひとりとして、亡くなったバイヤードの代わりにホワイトハウスで大統領自由勲章を受け取った。
著:マイケル・G・ロング
エリザベスタウン大学で宗教学や、平和や紛争についての学問を教える准教授。また、 1950年代の公民権、宗教、政治、和平の構築についての本に作者、編集者として 多数関わる。ジョージア州アトランタにあるエモリー大学から博士号取得。ペンシルベ
ニア州在住。

ISBN:9784772614672
出版社:合同出版
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年09月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB