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私はかんもくガール

しゃべりたいのにしゃべれない 場面緘黙症のなんかおかしな日常

著:らせんゆむ
解説:かんもくネット

紙版

内容紹介

幼稚園であるきっかけから、学校では話せなくなった私。

これまで話せなくて苦労した学校生活や、話せる場面のこと、ひたすら耐え忍んだ時期、
進学をきっかけに変わったことなど、場面緘黙の解説を交えながらコミックエッセイで紹介します。

目次

はじめに
あの子、どうしてしゃべらないの?
幼少〜小学生時代
1.かんもくガールの誕生
2.ようちえん、やめます
解説1 場面かんもくとはなんですか?
3.ラブシールにあこがれて
解説2 場面かんもくの診断基準
4.イヤだけど、言えなくて
解説3 必要なサポート ー小学校低学年までー
5.転校〜かんもく脱却なるか!?
6.登校ボイコット
解説4 場面かんもくによる二次障害
(番外編1)ならいごとの思い出
解説5 場面かんもくの症状をもつ子どもの分類
7.なぜだ? チアガールにされる
(番外編2)学芸会の思い出
解説6 場面かんもくへの有効な支援と予後 

孤独はあたりまえ〜中学生時代
8.かんもくガール、部活に励む
解説7 必要なサポート ー小学校高学年以上ー
9.ひたすら耐えた、思春期ライフ
10.受験で、かんもく一歩脱却!
解説8 転校と進学

やっとふつうにしゃべれた!〜高校生時代
11.いよいよ、かんもく卒業!!
12.ちょっとずつ何かが壊れる

コミュニケーションが楽しい一方で〜大学生時代
13.大学で友だちができた!
解説9 かんもく症状の改善後の課題
14.やっと青春が……来ない!?
15.キャラが迷走する
16.社会へ羽ばたくぞッ
解説10 就労

「かんもくの後遺症」〜社会人時代
17.うまく社会にとけこめない
18.うつ、そして「かんもく」を知る
解説11 機能不全家族と場面かんもく
19.転職で運命の出会い!?
20.神様からのプレゼント

あとがき
さいごに

著者略歴

著:らせんゆむ
イラストレーター。1977年、東京都生まれ。女子美術大学卒業。物心ついたときには、家では普通でも外に出ると声が出せない「かんもくガール」であった。「場面緘黙(かんもく)症」だとわかったのは大人になってから。「かんもくガール」である自分を認めてもらおうと、または脱却しようと奮闘するもなかなかうまくいかず、家庭環境の複雑さもあいまって、モヤモヤとした子供時代を送る。自宅から遠方の高校へ入学したことをきっかけに少しずつ「かんもくガール」を卒業。社会に出てからも、人見知りやうつなど、緘黙(かんもく)症の「後遺症」に悩まされるも、自分の心理について勉強を始めた事や、理解ある人との出会いなどをきっかけに30歳を目前にしてようやく落ち着く。
解説:かんもくネット
場面緘黙(選択性緘黙)の症状がある子どもや大人、経験者、家族、教師、専門家が協力しあい、活発な情報交換と正しい理解の促進をめざす、非営利の任意団体です。場面緘黙症Journal(SMJ)の掲示板で、緘黙児を持つ保護者と臨床心理士が2006年夏から情報交換を始めたことをきっかけに、2007年4月に誕生しました。

ISBN:9784772612203
出版社:合同出版
判型:A5
ページ数:144ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA