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まちの地理学

まちの見方・考え方

著:牛垣 雄矢

紙版

内容紹介

「まち」は面白い。訪れるたびに違う表情がみえてくる。では、「まち」をどう調べたらよいのか?


地理学の基本的な手法を用いて、実際にフィールドワークを行うことで、まち・都市を理解していくやさしい入門書。第1部基礎編(1?5章)で都市地理学の見方・考え方を学び、第2部実践編(6?9章)では日本各地のまち・都市の描き方を紹介する。

目次

まえがき
序 章
1.本書の目的と構成
2.まちの地理学に関する主な文献

1部【基礎編】「まちの地理学」の見方・考え方

1章 まちの内部の特徴をとらえる 
1.「まちをみる」と「まちでみる」
2.まちの何をみるのか
3.まちの特徴のとらえ方
4.まちの特徴と近年の地理学研究

2章 まちの内部の構造をとらえる
1.まちの内部構造のモデル
2.店舗の分布からまちの構造をとらえる
3.オモテまち・ウラまちと雑居ビル
4.構成要素の関係性からまちの構造を模式的にとらえる
5.歩行者の通行量・導線や地価からまちの構造をとらえる
6.まちの形成・変化と歴史的視点

3章 まちの中心性をとらえる
1.中心地理論からまちの規模と特徴を把握する
2.まちの順位・規模法則
3.中心性の測り方・表し方

4章 都市内部構造の中でまちをとらえる
1.大都市の内部構造のとらえ方
2.地方都市の内部構造のとらえ方
3.都市内部における中心地とその移動
4.都市内部構造とまちとの関係
5章 社会の中でまちをとらえる
1.時代に伴う業種・業態の変化1
2.チェーン店の展開と商業空間の均質化・マクドナルド化
3.個人店と自然発生的なまちの特徴
4.まちの意味づけ―聖地巡礼やポケモンGO―
5.まちや商業施設に対する空間の演出
6.まちと権力の関係
7.メディアとまちの関係
8.交通インフラの整備に伴うまちの変化


2部 【実践編】 まちを歩く・みる・考える

6章 東京のまち
1.神田
2.渋谷
3.原宿
4.大久保
5.神楽坂
6.秋葉原

7章 東京周辺のまち
1.川崎のまち
2.横浜のまち

8章 大阪のまち
1.大阪駅・梅田駅周辺(キタ)のまち
2.難波周辺(ミナミ)のまち
3.アメリカ村
4.堀江
5.日本橋
6.鶴橋卸売市場
9章 地方都市のまち
1.シャッター街の中からまちの特徴を見出す4
2.甲府のまち
3.木更津のまち
4.三島のまち
5.秩父のまち
6.高松のまち
7.高知のまち
8.長崎のまち

文 献 

ISBN:9784772281249
出版社:古今書院
判型:B5
ページ数:118ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:RG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:RPC