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地形でとらえる環境と暮らし

他著:西城 潔
他著:藤本 潔
他著:黒木 貴一

紙版

内容紹介

家を建てるとき、低地ならどんな場所を選びますか? 丘陵の斜面なら、何に気をつけますか?
土地の傾斜、土壌の特徴、水の性質、災害の可能性、地形の恩恵などを、具体的な地域事例で学ぶことで、地形と環境のつながりを自分でとらえる力が身につきます。身近な生活空間を題材に「です・ます調」で書かれた、文系の方にもわかりやすい内容。

目次

まえがき:なぜ「地形でとらえる」か?(西城 潔)
序章 地形でとらえるための備えとして(西城 潔)
  地形の大きさ/地形の形成時間

第1章 低地編:危険と隣り合わせの人間活動の舞台(藤本 潔)
 1.はじめに
 2.「低地」を構成する地形(沖積平野/海岸平野)
 3.沖積低地のでき方
 4.沖積低地における自然災害と土地利用(自然災害/土地利用)

第2章 台地編:失われゆく平坦面で行われる多様な人間活動(小岩直人・黒木貴一)
 1.はじめに
 2.段丘とそのでき方(海岸段丘/河岸段丘)
 3.段丘における土地利用と防災(自然災害/土地利用)
 4.その他の台地(カルスト台地/火砕流台地)

第3章 丘陵編:里山と新しい街並みの舞台(西城潔)
 1.はじめに
 2.丘陵を構成する小地形・微地形(尾根部をつくる小地形/丘腹部をつくる小地形/谷部をつくる小地形)/丘陵谷頭にみられる微地形)
 3.丘陵と人のかかわり(里山景観と丘陵の地形/高度成長期以降の変化)

第4章 火山・地震編:変動帯ならではの地形と人の営み(黒木貴一・楮原京子)
 1.はじめに
 2.変動帯にみられる地形(火山の凸地形と凹地形/地震の繰り返しを記録した地形-変動地形・断層変位地形)
 3.変動帯「日本」で注意したい脅威(火山の脅威/地震の脅威)
 4.変動帯「日本」における暮らし(火山の恩恵/地震の恩恵)
 
 あとがき

ISBN:9784772253369
出版社:古今書院
判型:A5
ページ数:90ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:RBGD