高校生と大学生がともにつくる高大連携授業
ナナメの関係が高校生にどのような影響を与えるのか
著:川合 宏之
紙版
内容紹介
大学生が高校生の授業に参加し,ともに課題に取り組むことで,高校生にどのようなプラスの影響があったのか.
実際に取り組まれた「高大連携授業」の事例検証から,効果的に協同学習を行い,ソーシャル・スキルを向上させる手法として,「大学生を介入させる高大連携」が有効であることを示す.
目次
第Ⅰ部 関連研究の概観と本書の目的
第1章 他者と協調する能力の必要性
第2章 高大連携の理念と取り組み
第Ⅱ部 高大連携授業における協同性に関する実証研究
第3章 高大連携授業における高校生の協同作業認識の予備的研究
第4章 高大連携授業がソーシャル・スキルに及ぼす効果
第5章 地域との関わりが高校生のソーシャル・スキルに及ぼす影響
――ソーシャル・キャピタルに着目して――
第6章 高大連携クラスの雰囲気の変化を把握する探索的検討
――クラスターによる人数の変化に着目して――
第7章 高大連携授業に参加した高校生に対するインタビュー
第Ⅲ部 総 括
第8章 学習意欲を促す高大連携授業に向けて
引用文献
関連文献
あとがき
巻末資料
索 引