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欧米の歴史・文化・思想

著:布施 将夫

紙版

内容紹介

本書は、おおむね中世から現代初頭までの欧米の歴史をその文化や思想とからめて論じたものである。世界史を勉強したことがなくても大丈夫! ものごとの因果関係を理解して把握する方法を磨く糧としても歴史を勉強しよう。

目次

まえがき

第Ⅰ部 ヨーロッパの歴史と思想
第一講 はじめに――古代ギリシア思想から
第二講 中世前期――封建社会の成立と教会の権威
第三講 中世後期――十字軍と封建的権威の衰退
第四講 成立直後のキリスト教と教父アウグスティヌス
第五講 スコラ学の大成者トマス・アクィナスと普遍論争
第六講 近代のはじまり――ルネサンスと大航海時代
第七講 宗教改革――ルターとカルヴァン
第八講 近代絶対主義諸国の盛衰――英仏の社会契約説に注目して
第九講 長い革命の時代――十八世紀半ばから十九世紀前半へ
第十講 現代史の出発点――十九世紀の功利主義と自由主義
第十一講 社会主義の衝撃――マルクスからレーニンまで
第十二講 マックス・ヴェーバーと社会科学――唯物主義に抗する唯心主義

第Ⅱ部 欧米の歴史・文化
第一講 はじめに――アメリカ史学史の流れ
第二講 アメリカ史の概観1――植民地時代から十九世紀前半まで
第三講 アメリカ史の概観2――南北戦争や金ぴか時代に注目して
第四講 アメリカ史の概観3――世界のなかのアメリカ
第五講 南北戦争と鉄道――消耗戦の出現と社会への影響
第六講 大陸横断鉄道の建設をめぐって――その社会的な目的は何か
第七講 南北戦争後、「金ぴか時代」の自由放任社会と同時代のヨーロッパ史
第八講 「金ぴか時代」の社会進化思想の功罪と「長い十九世紀」の欧米文化
第九講 革新主義時代のアメリカと「世紀転換期」の欧米の帝国主義
第十講 ヨーロッパにおける第一次世界大戦と大戦間期
第十一講 第一次世界大戦期のアメリカ――産業動員における政府規制と市民的自由の危機
第十二講 総まとめとリフレクション

文献案内
あとがき
参考文献一覧
事項索引
人名索引

著者略歴

著:布施 将夫
京都外国語大学外国語学部・京都外国語短期大学キャリア英語科准教授

ISBN:9784771034952
出版社:晃洋書房
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD