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☆新版☆ 現代社会への多様な眼差し

社会学の第一歩

編著:大関 雅弘

紙版

内容紹介

本書は、社会学の15の領域から現代社会にアプローチしている。現代社会に向けられた多様な“眼差し”を知ることが社会学のまず第一歩。そこから、社会学的なものの見方・考え方を身につけられるように、やさしい言葉で読者に語りかけた入門書の新版である。

目次

第1章 社会学理論
―「社会」を理論によって捉えるとは― 
 大関雅弘
 1 社会学理論とは何か
 2 「社会」をどう捉えるのか
 3 社会システム論と「意味学派」の社会学
 4 現在の社会学理論の動向
第2章 産業社会学
――歴史は繰り返す?「働くこと」の社会学―
                        津崎克彦
 1 働くことと自由
 2 産業社会学の基本的問題
 3 福祉国家、人的資源管理、日本的経営と20世紀の産業社会学
 4 自由の時代と繰り返す歴史?
第3章 家族社会学
 ―家族の「正しいカタチ」ってあるの?―
                         座主 果林
 1 「家族」とはなにか
 2 「近代家族」をその特徴 
 3 「近代家族」の変更
 4 現代の家族をめぐる課題
第4章 地域社会学
                         五十川飛暁
 1 地域社会とはどのような存在か
 2 地域社会はどのように眼差されてきたか
 3 住民の発想を確かめてみる
 4 現場の視点をいかした地域政策へ
第5章 社会病理学
     ―その困難性とどう向き合うのか―
                             平井秀幸
 1 社会病理学に対する素朴な疑問
 2 社会病理学の困難性
 3 社会病理学を超えて?
 4 研究上の「価値」とどう向き合うか
第6章 文化社会学
     ―「最近の若いものは・・・・・・」から見る社会―
                             太田健二
 1 文化の社会学
 2 「理想/夢」の時代(1945-70年代半ば)
 3 「虚構」の時代(1970年代半ば-1990年代半ば)
 4 「虚構」の時代の後(1990年代半ば-)
第7章 マス・メディア論
     ―「メディアを読み説く力」とは―
                             笠原一哉
 1 メディア・リテラシーとは何か
 2 新聞:誰のための事件報道か
 3 テレビ:送り手と受け手の「共犯関係」
 4 メディアの「受け手」から「読み手」へ
第8章 社会意識論
     ―「当たり前のこと」の根拠を問う―
                             大関雅弘
 1 個人の「価値」と社会意識
 2 社会意識論の基礎と展開
 3 社会意識と社会構造
 4 社会意識論の視点とその意義
第9章 教育社会学
     ―コミュニティ・スクールの展開―
                             曽野 洋
 1 教育社会学の特徴
 2 コミュニティ・スクール構想の背景
 3 コミュニティ・スクールの特徴
 4 現代教育改革の重要論点
第10章 宗教社会学
      ―宗教と通して、現代社会を見る視点―
                             藤谷厚生
 1 宗教社会学とは
 2 宗教社会学の基礎理論
 3 世界や日本の歴史宗教
 4 現代宗教論
第11章 歴史社会学
     ―社会学と歴史学の間で―
                            四方俊祐

著者略歴

編著:大関 雅弘
四天王寺大学人文社会学部教授

ISBN:9784771034297
出版社:晃洋書房
判型:A5
ページ数:266ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB