二つの福祉原理
社会的権利としての自己実現と社会福祉のバイオポリィクス
著:加藤 博史
紙版
内容紹介
自己実現とは,「脱意識・悪・病と死・性・自然」の経験(ギデンズ)を共にすることによって,自己を生態系世界に布置することを言う.(中略)だが現実には,福祉の名による生命管理政治(バイオポリティクス)が進んでいる(終章より).
目次
第1章 生活の質(QOL)を包括的に査定するための準拠枠
第2章 生活の質を阻害する「貧困」とは何か
第3章 主体性とは何か
第4章 ライフ・モデルとは何か
第5章 日本におけるメディカル・モデルの系譜
―― 後藤新平、窪田静太郎、小泉親彦の衛生・厚生思想――
第6章 福祉原理と岡村理論
第7章 構造的暴力を克服する可傷性と多声的対話
第8章 自己実現の希求としての信仰と宗教性
第9章 「絶望の弁証法」と生活世界
終 章 社会的権利としての自己実現
ISBN:9784771033993
。出版社:晃洋書房
。判型:A5
。ページ数:240ページ
。定価:3500円(本体)
。発行年月日:2020年09月
。発売日:2020年09月28日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS。