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龍谷叢書 LII

『ダンシアッド』における風刺の研究

著:福本 宰之

紙版

内容紹介

風刺文学全盛の時代、18世紀に生み出された『ダンシアッド』。三文文士、文学を徹底的にこき下ろしたこの風刺詩には、作者ポウプによって様々なメッセージが込められていた。本邦でこれまであまり顧みられなかった18世紀英文学の金字塔を読み解く。

目次

序 章 『ダンシアッド』研究の歴史と課題
  0.1 『ダンシアッド』執筆史,出版史
  0.2 『ダンシアッド』研究史
  0.3 本書の課題と意義

第1章 ポウプは「なぜ」風刺するのか
     ――『ダンシアッド』における風刺の背景——
  1.1 緒言 『ダンシアッド』における風刺の特質
  1.2 緒言 ポウプ観の変容

第2章 ポウプは「何を」風刺するのか
     ――『ダンシアッド』の風刺対象——
  2.1 緒言 『ダンシアッド』をめぐる研究課題

第3章 ポウプは「どのように」風刺するのか
     ――ポウプの風刺戦略について——
  3.1 緒言 風刺が伴う危険性
  3.2 緒言 表現上の工夫に対するポウプの意識

終 章 まとめ

著者略歴

著:福本 宰之
大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学、京都大学博士(人間・環境学)。現在、龍谷大学文学部教授

ISBN:9784771033481
出版社:晃洋書房
判型:A5
ページ数:312ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC