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元町医者の人生哲学

老いと病と死と世の中のこと

著:乾 達
著:乾 律子

紙版

内容紹介

著者の乾達先生は、町医者として多くの患者さんと接し、また看取ってきた。多忙な診療の傍ら院内紙を欠かさず発行し、引退後も、個人紙「あしたへ」を毎月発行している。本書はその5年分をテーマ別に再構成。老いに直面したら?医療とは?死の準備とは?笑いの効用とは?といった元町医者ならではの話から、現代の大問題、原発・戦争・憲法などについて、世の中の“おかしなこと”に憤るエッセイを収めた。夫とともに医院を支えた律子先生の人々との出会いの温かい眼差しあふれるエッセイも収録。

目次

第一章 老いと病と死について(乾達) 一、切実な老人問題 二、医療とは患者に安心と希望を届ける仕事 三、死を考える 四、笑いの効用 第二章 あしたへ──よりよい未来を築くために(乾 達) 一、原発全廃に向けて 二、戦争のない世界へ──反戦平和の思想を守り伝える 三、沖縄基地問題 四、日本国憲法と改憲の危機 第三章 私の出会った人々(乾律子)

著者略歴

著:乾 達
1935年生れ。日本医科大学卒業後、東京医科歯科大学、長野県佐久総合病院、青梅市立病院を経て、1970年父の診療所を継ぐ。診療所での仕事のほか、清水地域医療研究会や地域訓練事業(リハビリ教室)の普及にも努める。1987年から精神障害者の生活支援にかかわり、2000年に「NPO法人精神障害者生活支援よもぎ会」を設立、精神障害者の地域生活支援の活動を続ける。2012年3月に診療から引退し、東京へ転居。日本中を旅する傍ら2012年4月から個人紙「あしたへ」を毎月発行し続けている。
著:乾 律子
1939年生れ。1962年、日本医科大学在籍中に乾達と結婚。1966年、長野県佐久総合病院にてインターン修了し、医師免許取得。1970年に夫と共に乾医院へ。6人の子どもたちを育てながら、乾医院で診療にも携わる。2012年3月に夫とともに診療から引退、東京へ転居。「あしたへ」2号(2012/5)から身辺雑記のエッセイを執筆。

ISBN:9784768479681
出版社:白澤社
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD