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増補決定版 「拉致」異論

停滞の中で、どこに光明を求めるのか

著:太田 昌国

紙版

内容紹介

地勢的に朝鮮半島の東に横たわり朝鮮半島の1.5倍の面積、2倍の人口を持つ日本。半島の人々には歴史的に重苦しい気持ちが日本という国にあるのではないだろうか。
近現代史においても日朝・日韓間には、横たわる数々の問題がある。領土問題・慰安婦問題・拉致問題……、これらは全て根は同じである。それぞれ独立して論じることはできない。「拉致」の問題をテーマにしながら日韓併合という補助線を引いて考えると、拉致問題の解決は自然にできる。「救う会」の北朝鮮バッシング、政府による経済制裁、本質を避けるメディア、これらを批判しつつ真の和解を考えた名著の増補決定版。極めて真っ当な論調の本書を読まずして朝鮮問題は語れない、という思いがする本だ。

著者略歴

著:太田 昌国
1943年、北海道釧路市生まれ。ラテンアメリカの社会運動の研究・紹介、社会批評を展開。著書『暴力批判論』(太田出版)、『「国家と戦争」異説』(現代企画室)、『テレビに映らない世界を知る方法』(現代書館)など多数。

ISBN:9784768458419
出版社:現代書館
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS