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魂が目覚める中学経済の授業

誰ひとり見捨てない未来のために

著:藤原孝弘

紙版

内容紹介

貧富の差が広がるばかりの社会が人間の運命ではない。
この本には、相互扶助社会も可能だと、中学生にもわかるように説明してある。
                        ―ダグラス・ラミス

「世界の仕組み」ってこうなっていたのか!
それに気づいた子どもたちは、この「仕組み」の中で傷つく人たちのかけがえのなさが、本当に大切にされる世界をつくりたい!という「願い」を次々と思い出していきました。  経済を学ぶことは人間の生き方を学ぶこと。

キムタクのドラマや漫画『ベルサイユのばら』なども使いながら、分かりにくいと思われている「経済」をワクワク学んでいきます。
「経済」なんてわからないと言っている大人のあなたにも読んでいただきたい本です。

目次

序章
 1.3学年最初の授業・ドラマ『ⅭHANGE』を見よう
 2.『ベルサイユのばら』から

第一章 資本主義のいま
 1.企業とわたしたち
    〈経済発展とは運命ではない〉
  (1)一人暮らしの設計図
  (2)億万長者の秘密
  (3)利潤が生まれるわけ
  (4)歴史的分野・地底で働く子どもたち
  (5)歴史的分野・「あヽ野麦峠」
    〈コラム・マルクスについて〉
 2.国家とわたしたち
  (1)税金のゆくえ
  (2)財政
  (3)労働者の権利
  (4)バナナと日本人・南北問題
 3.新型コロナウイルスが呼びかけたこと

第二章 こんにちは魂主義
      〈父について 唯物主義から魂主義へ〉
  (1)中小企業の願い 日本理化学工業
  (2)WHO進藤奈邦子
    〈コラム・ある女子生徒との出会い〉
  (3)戦乱と干ばつの大地から 中村哲

第三章 「私たちの願い―大人たちに伝えたいこと」

おわりに

著者略歴

著:藤原孝弘
1953年神奈川県横須賀市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。同大学院社会学研究科教育学修士修了。元公立中学校社会科教師。音楽評論家。高校時代からジャズと将棋にのめりこむ。1976年宝石鑑別士の免許取得のためアメリカ留学。ヒッピー文化、カウンター・カルチャーの影響を受け、精神世界と現実世界の融合について考え始める。1982年より公立中学校社会科教師となる。アメリカ同時多発テロ後に行った『イマジン』の授業を収録したNHK番組「世紀を刻んだ歌」が日本賞文部科学大臣賞を受賞。著書『魂が目覚める社会科授業』(現代書館)。

ISBN:9784768435953
出版社:現代書館
判型:4-6
ページ数:296ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN