慶應義塾大学法学研究会叢書 別冊16
アンドレ・ブルトンの詩的世界
著:朝吹 亮二
紙版
内容紹介
シュルレアリストの「帝王」、アンドレ・ブルトンの詩の世界を読み解く。
▼『地の光』、『溶ける魚」、『狂気の愛』、『水の空気』、ジョアン・ミロとの共作『星座』、『磁場』などを精読しながら、謎めいた詩的イマージュに迫る、ブルトン詩研究の集大成。
▼シュルレアリスム的なオートマティスム(自動筆記)から、ブルトンの詩的イマージュを解読。テクストに絡みつくいくつものイマージュの系列を辿りながら、比喩でもなく、静止した視覚的映像でもない、ある項から別の項へと変容していくことばの運動そのものを明らかにする。
目次
はじめに
Ⅰ
『磁場』から『処女懐胎』へ ―― 詩的共著作品について
イマージュ論の展開
『溶ける魚』論
『地の光』論
『水の空気』についてのノート
アンドレ・ブルトンの詩の読解
詩的アナロジーについてのノート
『星座』について ―― ブルトンとジョアン・ミロ
Ⅱ
『磁場』序説
複数性のテクスト
イマージュの変身譚
シュルレアリスムの都市についてのノート
博物誌の方へ
『狂気の愛』における結晶
あとがき
ISBN:9784766422726
。出版社:慶應義塾大学法学研究会
。判型:A5
。ページ数:272ページ
。定価:4900円(本体)
。発行年月日:2015年10月
。発売日:2015年10月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。