慶應経営学叢書 5
日本型企業文化論
水平的集団主義の理論と実証
著:佐藤和
内容紹介
「日本人」と「日本的経営」の変容を描く!▼社会・企業文化の3層構造を示してハイブリッド型文化移転モデルを展開、日韓比較も交えグローバル社会における日本企業の変容をその底辺から探る。社会学・宗教学・心理学など学際的知見を導入した、新たな「日本企業論」の誕生!
目次
序 章第1部 組織文化論の諸相 第1章 組織文化の定義と機能 はじめに 1 組織文化とは何か 2 組織文化の機能 おわりに 第2章 組織文化の分類 はじめに 1 組織文化による企業分類 2 組織文化の形成過程 3 組織文化の形成要員 4 組織文化の分類項目 おわりに 第3章 情報システムと組織文化 はじめに 1 情報システムと企業分類 2 実証分析 おわりに 第1部の結論第2部 文化移転モデル 第4章 文化の進化と発展 はじめに 1 進化論的文化理論 2 文化研究の諸問題 おわりに 第5章 ハイブリッド・モデル はじめに 1 日本における文化論 2 ハイブリッド・もでる おわりに 第6章 ハイブリッドとしての韓国企業経営 はじめに 1 韓国企業経営の特徴 2 両班(ヤンバン)精神と企業家精神 3 実証分析 おわりに 第2部の結論第3部 日本型経営の将来 第7章 集団志向の基層文化 はじめに 1 日本人の基層文化を支えるもの 2 「集団志向」対「個人志向」:日本人の基層文化 3 これからの日本人 おわりに 第8章 信頼と現代企業経営 はじめに 1 信頼と現代社会 2 近代化と権利の文化 3 新しい日本型組織に向けて おわりに 第9章 組織文化の分類次元 はじめに 1 組織文化の次元 2 実証分析 おわりに 第10章 日本型企業文化 1 各章の要約 2 結論 今後のさらなる研究に向けて参考文献索引あとがき——『慶應経営学叢書』刊行にあたって