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表象メディア論講義 正義篇

著:原宏之

紙版

内容紹介

世界を知るために必要な知識、判断力を養う。
▼メディア・コントロールから逃れ、世界の事実を見極めるために必要な知識・情報、判断力を養うための実践的教科書。
▼現在の報道・配信はOECDに縁のある地域に限られ、アフリカや太平洋の島で生じた出来事は報道されること自体がない。マスメディアの報道する歪んだ〈世界像〉を批判し、オルタナティブな世界像を考える契機を提供する。
▼『バブル文化論』(2006年弊社刊)の著者が、明治学院大学、早稲田大学で行った講義をもとに編集。全編、語りおろしのため、内容が理解しやすい。

目次

序 わたしたちの生きる現代——「世界の終わり」
Introduction ご冗談でしょう、きょうの世界?
        ——1000兆円の債務残高で遺書を残して死んだ政治の物語
第1回講義 長い歴史の後の〈正義〉を問うための導入
第2回講義 わたしたちの世界の実相——ネオリベラリズムと監視−管理社会
第3回講義 世界はどこにあるのか?——怒りとパロディ
第4回講義 「世界」と米国——米国というもうひとつの世界
第5回講義 『ゆきゆきて、神軍』にみる証言の構造
第6回講義 証言・記憶・トラウマ
第7回講義 正義・法・暴力
第8回講義 想像力、呼びかけ、赦し
補講 宇宙、生の技芸、縁起

あとがき

ISBN:9784766415452
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:344ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2008年07月
発売日:2008年07月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB