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現代アジア研究 2

市民社会

監:アジア政経学会
他編著:竹中千春
他編著:高橋伸夫

紙版

内容紹介

日本におけるアジア研究の到達点と可能性を示すシリーズ「現代アジア研究」全3巻、同時刊行。
設立50周年を超えた伝統あるアジア政経学会が、総力をあげてその研究成果を世に問う。
アジア研究が隆盛を見せている今、学会員を中心とした気鋭の研究者による総合的実証分析のシリーズ。

目次

はじめに……竹中千春・高橋伸夫・山本信人

第Ⅰ部 アジアの市民社会とは何か
第1章 アジアの市民社会……竹中千春
第2章 中国「市民社会」の歴史的展望を求めて……高橋伸夫
第3章 メディア・国民国家・市民社会——インドネシアからみるメディアの市民社会化……山本信人

第Ⅱ部 国家・社会・コミュニティ
第4章 政党、選挙、地方政治——タイ国の地方分権との関連において  永井史男
第5章 南アジアの農村社会構造と農業集約化——「東アジア小農社会」との対比で……藤田幸一
第6章 中国農村の道づくり——「つながり」・「まとまり」・リーダーシップ……田原史起
第7章 市場経済化と中国都市部の「市民社会」……小嶋華津子
第8章 弱い資本家による強い資本主義——韓国を事例に……大西裕

第Ⅲ部 アイデンティティの政治
第9章 国家と教育——タイの教育改革と「市民社会」……船津鶴代
第10章 マレーシアのジェンダーと市民社会……吉村真子
第11章 「マイノリティ」とは何か——グローバルな「市民」のあり方と21世紀「国民国家」の可能性……孝忠延夫
第12章 台湾におけるアイデンティティ政治の特徴——創造・想像・記憶が交錯する「近代性」……林泉忠
第13章 宗教ナショナリズム——宗教復興と国民国家、市民社会……小川忠

第Ⅳ部 変革への対応
第14章 東ティモールの平和構築と市民社会の役割……山田満
第15章 タイ津波被災地のモラル・エコノミー……佐藤仁

ISBN:9784766414363
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:400ページ
定価:4000円(本体)
発行年月日:2008年12月
発売日:2008年12月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB