生命を見る・観る・診る
生命の教養学III
編:慶應義塾大学教養研究センター
編:中島陽子
編:石原あえか
紙版
内容紹介
「みる」ことを考える、2006年度極東証券寄附講座「生命の教養学」講義集。
▼「生命をどう捉えるか?」の問題に対して、「見る」「観る」「診る」という3つの「みる」をキーワードとして設定し、中村桂子(JT生命誌研究館館長)、堀由紀子(新江ノ島水族館館長)、添田英津子(慶大病院移植コーディネーター)など第一線で活躍する論者を迎え、生物学、環境学、物理学、心理学、文学、医学などさまざまな立場から考察する。
本書は、日本図書館協会選定図書です。
目次
序にかえて 中島陽子・石原あえか
“生きている”を見つめ、“生きる”を考える—生命誌の視点から 中村桂子
踊れば生命が見える 柳沢賢一郎
教養の生命学—細胞の情報伝達を見る 岡浩太郎
動物の見る世界を探る 蟻川謙太郎
錯視デザインと生命 北岡明佳
「みる」ことの生物学 中島陽子
命のつながりをみる—海と命 堀由紀子
卵を回して観ると? 下村 裕
人体観察の記録—近代ヨーロッパおよび日本における解剖図・標本・立体模型 石原あえか
移植医療から診た生命—ギフト・オブ・ライフ 添田英津子
命の臨界を診る—自殺対策プロジェクトについて 大野 裕
生命は見えない? —生と視の英文学 武藤浩史
編者・著者紹介