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叢書 21COE-CCC 多文化世界における市民意識の動態 16

市民社会における制度改革

選挙制度と候補者リクルート

著:浅野 正彦

紙版

内容紹介

日本が小選挙区制になったことで、政党による公認候補選びや、実際に当選する候補者の傾向にどのような影響が見られるかを、初めて分析した注目の研究。
1960年以降の衆院選挙での公認に関するデータの統計分析結果と、自民党の候補者へのサーベイやインタビューをもとにし、慶應義塾大学21COE-CCCの日本市民意識分析ユニット現代市民意識研究サブユニットにおける綿密な実証研究の貴重な成果である。

目次

第1章 イントロダクション
第2章 選挙制度改革とその影響
 I 選挙制度改革
 II 中選挙区制と小選挙区比例代表並立制
 III 選挙改革の影響
第3章 小選挙区制下における公認の論理
 I 公認をめぐる政党の中央集権化
 II 小選挙区制下における新たなタイプの候補者
 III 候補者選びと当落に関する仮説検証
第4章 小選挙区比例代表並立制下における自民党公認
 I 小選挙区比例代表並立制下における自民党公認に関する統計分析結果
 II 自民党執行部の見解
 III 自民党候補者の見解
 IV 論点
第5章 2004年以降の自民党の候補者選定
 I 「公募制度管理委員会」設置の背景
 II 「公募制度管理委員会」の構成とその運用
 III 2005年衆院選挙における自民党の候補者選定
第6章 結論
Appendix
参考文献一覧

ISBN:9784766412833
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:320ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2006年05月
発売日:2006年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH