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アンシアン・レジーム期の結婚生活

著:フランソワ・ルブラン
訳:藤田苑子

紙版

内容紹介

近世フランスにおける結婚と家族について簡潔に示す書。意外に遅い結婚、主流を占めた核家族、短かった結婚生活など、当時の実情を平明に解説する。婚前の性生活と婚外の愛情関係などのセクシュアリティの問題点、出産と乳幼児の死亡、避妊など子どもをめぐる諸相にも論及する。歴史人口学を中核に、社会史、民俗学、社会学の成果を過不足なく取り入れた一冊。史学科の教科書にも好適。
フランスのロングセラー、待望の邦訳です。

目次

日本語版への序文
凡例

現在から過去へ
1.婚姻
 婚姻法
 配偶者の選択
 婚姻年齢
 交際,婚約,婚姻の公示
 結婚の儀式
 「死ぬときにしか切れない金の糸」

2.夫婦がつくる家族
 単婚家族と拡大家族
 一緒に暮らす
 財産の維持と譲渡
 夫と妻

3.性をめぐる問題
 性と社会
 婚姻前の性生活
 婚姻外の愛情関係
 婚姻内出産力

4.家族のなかの子ども
 誕生
 洗礼
 乳児期
 幼少年期
 死の通り道

5.子どもの数の制限
 堕胎と子殺し
 捨て子
 避妊のはじまり

過去から未来へ

訳者あとがき
文献案内

ISBN:9784766408522
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:272ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2001年05月
発売日:2001年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JHBK