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日本倫理学会論集 28

信と知

編:日本倫理学会

紙版

内容紹介

人間にとって、古くて新しい根源的な問題である「信と知」の様相を、西洋と日本の歴史的思索のパースペクティヴの中に検証しつつ、新世紀に向けて確固たる指針を提示しようと試みる野心的諸論考。

目次

序にかえて——和辻賞のこと——………市倉 宏祐
ソクラテスと神………三嶋 輝夫
ギリシャ思想における信と知への一視角
キリスト教における信と知………高柳 俊一
信仰、知恵、知識と知識革命
自己と超越………谷 隆一郎
教父における信と知
ドイツ観念論における信と知………上妻 精
「信と知」の変容………湯浅 弘
ニーチェ哲学と「信と知」の問題
神道における儀式と信仰………窪田 高明
<権/実>パラダイムの成立と反転………中村 生雄
中世の神仏関係における<信>と<知>をめぐって
知的営為成立の場………相良 亨
仁斎学に即して
国学における信と知………菅野 覚明
近代日本における信と知………佐藤 正英
西村茂樹・西田幾太郎・和辻哲郎をめぐって
西洋思想における「信と知」………小原 信
日本思想に見る〝信と知〟………西村 道一
シンポジウム………(司会)濱井 修、竹内 整一

ISBN:9784766405439
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:312ページ
定価:3883円(本体)
発行年月日:1993年01月
発売日:1993年01月02日