叢の視点
植物の新しい価値観を問う
著:小田 康平
紙版
内容紹介
現在の一般的な植物に対する「美しい」という価値観とは一線を画す、植物屋「叢」を主宰する小田康平が持つ審美眼。
ふだんは見向きもされない「台木を取るためのサボテン」や「生産農家の片隅に忘れ去られていた多肉植物」などに、植物が持つ「ただただ懸命に生きている姿」に美を感じ、それをより生かす鉢との出会わせ、新しい美しさを生み出す。
そんな小田のサボテンと多肉植物に対する言葉と、惹きつける写真。
目次
植物の楽しみ方/鉢植えに風景を重ねる/歪を愛でる/親木の価値/植物には未来があるからワクワクするのだ/古道具のようなサボテン/接ぎ木の新しい魅力/大地ではない場所で生長を続ける/生と死を併せ持つ姿/接ぎ木の可能性/選ぶという行為/欠落の美/経年変化を味わう/接ぎ木で遊ぶ/必死さこそが心を揺さぶる/切断面から見えること/作り手とサボテンの攻防/懸命に生きる姿/個性が大事/鉢合わせを考える/突然変異の栄枯盛衰/物語の中の植物/骨董品の目線/植物の知恵/コントラスト/極まった個体/愛すべき提灯/サボテンの印象を覆すサボテン/台木だって生きている/刺と棘/植物の色/サボテンの中にある景色/無駄のない形/やっぱり刺が好き/サボテンの密度/日本のサボテン 異国のサボテン
植物がもつ「生命力の強さ」ーー小田康平に聞く。
ISBN:9784766135831
。出版社:グラフィック社
。判型:B5
。ページ数:128ページ
。定価:3600円(本体)
。発行年月日:2021年07月
。発売日:2021年07月08日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WMPC。