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計算論的思考ってなに?

コンピュータサイエンティストのように考える

著:中島秀之

紙版

内容紹介

21世紀のリテラシー、Computational Thinking初の解説書

 本書は,2017年に公立はこだて未来大学で開催された「計算論的思考コロキウム」をもとに執筆されました。
 世界では、計算論的思考(computational thinking)の教育の重点化が進んでいますが、日本では「プログラミング的思考」と誤訳され、矮小化されて取り入れられてしまっています。計算論的思考はプログラミング的思考を超えて、抽象化、仮想化、メタ認知など、より広い思考法に及びます。あたかもコンピュータサイエンティストのように考える思考法は、コンピュータの登場とともに進化し、世の中に広く浸透してきました。いまや、あらゆる分野領域のリテラシーとして重要であり、日常生活をも賢く過ごす術となります。巻末には原点となったジャネット・ウィンのエッセイ(邦訳)も再掲。21世紀のリテラシーと言える計算論的思考について改めて議論を深め、その重要性を問い直します。

目次

1章 計算論的思考がわかると何がうれしいかっていうと
2章 計算論的思考という新しい考え方
3章 分野を超えた計算論的思考の教育
4章 計算論的思考の実践
5章 メタ
6章 生活と計算論的思考
付録Computational Thinking 計算論的思考
「計算論的思考コロキウム@公立はこだて未来大学」の記録

ISBN:9784764955578
出版社:公立はこだて未来大学出版会
判型:A5
ページ数:176ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2022年01月
発売日:2022年01月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB