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抵抗権と人権の思想史

欧米型と天皇型の攻防

著:森島 豊

紙版

内容紹介

なぜ日本に人権思想は根付かないのか?

欧米と日本の人権理解の相違点はどこにあるのか? 日本国憲法第97条に謳われる「基本的人権」のルーツと受容の歴史を辿り、日本人が「人権思想」を理解できない問題点を浮き彫りにする。
「人権は、どのような土壌で生まれ、どんな戦いを成分として成長してきたのか? なぜキリスト教が関係し、日本国憲法にも影響しているのか? にもかかわらず、どうして歴史に反動的な社会勢力が成長するのか? こうした疑問を少しずつ解きほぐしながら、人権法制化へと向かわせたエネルギーを明らかにし、『人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果』へと至った物語に案内したい。そうすることによって、キリスト教国ではない日本で、今後どのようにして人権の発展が可能となるか、その新しい道を発見することができるだろう」(本文より)

著者略歴

著:森島 豊
1976年生まれ。東京神学大大学院博士前期課程修了、聖学院大大学院博士後期課程修了(哲学博士)。日本基督教団長崎平和記念教会牧師を経て、現在は青山学院大総合文化政策学部准教授。
著書 『フォーサイス神学の構造原理』(新教出版社、2010年)、『これからの日本の説教』(共著、キリスト新聞社、2011年)、『人権思想とキリスト教』(教文館、2016年)、青山学院大学総合研究所キリスト教文化研究部編『贖罪信仰の社会的影響』(共著、教文館、2019年)ほか。

ISBN:9784764274419
出版社:教文館
判型:A5
ページ数:464ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JBF