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苦難と救済

闇の後に光あり

編:野村 信
編:吉田 新

紙版

内容紹介

《苦しみ》の神学的意味に迫る11 の洞察

信仰者の不条理な苦しみにはいかなる意義があるのか? 受難のキリストはいかにして救済の根拠となりうるのか? 宗教を巡る殺戮の歴史が伝えるものは何か? 聖書の重要なテーマであると同時に、キリスト教神学の中心的な課題である《苦難と救済》について、様々な学問的立場の研究者たちが多角的に探求する気鋭の論集。2018-19年に東北学院で開催された講演会・シンポジウムの記録を含む。

目次

第Ⅰ部 旧約聖書における苦難の意義──詩編、ヨブ記
 第一章 詩編22 編における苦難と救済 石川 立/ 第二章 ヨブ記における苦難と問い 田島 卓
第Ⅱ部 新約聖書における苦難の意義──マルコ、パウロ、第一ペトロ書
 第一章 福音書における苦難の義人 廣石 望/ 第二章 パウロにおける苦しみとその克服 ペトラ・フォン・ゲミュンデン/
 第三章 パウロの「十字架の神学」から見た苦難の問題 青野太潮/ 第四章 模範としてのキリストの苦しみ 吉田 新
第Ⅲ部 カルヴァンとキルケゴールにおける苦難の意義──闇の後に光あり
 第一章 私を見捨てた神を呼ぶ ランダル・C. ザッカマン/ 第二章 苦難の学舎で神の愛を習う ランダル・C. ザッカマン/
 第三章 闇の後に光あり(post tenebras lux) 野村 信
第Ⅳ部 カルヴァンと苦難の歴史──戦争と平和を見据えて
 第一章 カルヴァンにおける戦争と平和 吉田 隆/ 第二章 「殺戮時代」の後期カベナンター(契約派)に見る《苦難と救済》 原田浩司

ISBN:9784764261464
出版社:教文館
判型:4-6
ページ数:400ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMF