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リベラルアーツとしての法学を求めて

社会科学における法学、法実践、そして人

著:三宅 弘

紙版

内容紹介

法科大学院最終講義の全文を収録。

研究者として探究し続けた「社会科学としての法学」、弁護士生活40年の「法実践」、そしてマルクス、ヴェーバーを中心に学び、坐禅修行のなかに模索する「人」のあり方。

情報公開法制の第一人者、その人生と学問の集大成。

目次

―講義編―
1 「異質の理解と寛容」を育む装置としての「縦割りホーム制」を「合わせ鏡」として――戦後教育改革の一つの原点
2 「1968 年」無数の問いの噴出の時代における 45 カリキュラムに学ぶ――リベラルアーツ・法学教育の萌芽
3 大飯原子力発電所設置をめぐる政治意識の分析からの実務法曹をめざして――今想うこと
4 法学教育――リベラルアーツと「18 歳成人のための法学入門」
5 法制研究――日本の情報公開法制における知る権利の生成・展開と課題――法科大学院での教育をふまえた実務家教員の研究として
6 さらなる探究として
―資料編―

著者略歴

著:三宅 弘
1953年 福井県小浜市生まれ
1978年 東京大学法学部卒業
1983年 弁護士登録(第二東京弁護士会)
1993年 筑波大学修士課程経営・政策科学研究科修了・修士(法学)
情報公開法を求める市民運動事務局員(1982)、独立行政法人国立公文書館有識者会議委員(2003-2011)、日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員長(2007-2010)、内閣府·公文書管理委員会委員·特定歴史公文書等不服審査分科会会長(2010-2018)を務める。
2016年 第二東京弁護士会会長・日本弁護士連合会副会長
2018年 関東弁護士会連合会理事長
2020年 京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程研究指導認定退学・博士(法学)
現在 弁護士(原後綜合法律事務所)
獨協大学特任教授(2004~) 日本弁護士連合会秘密保護法・共謀罪法対策本部本部長代行
著書に『知る権利と情報公開の憲法政策論』(日本評論社 2021)、『監視社会と公文書管理』(花伝社 2018)、共著に『東大闘争と原発事故』(緑風出版 2014)、など。

ISBN:9784763420848
出版社:花伝社
判型:4-6
ページ数:168ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LA