投下労働量からの日本経済分析
「価値」と「価格」で見る日本型資本主義
著:田添 篤史
紙版
内容紹介
資本主義は、その歴史的役割を終えたのか?
「価格」という社会制度を前提とした視点に加え、普遍的な「価値」としての投下労働量から見た、日本経済の軌跡と展望。
資本主義を相対化することで見えてくる、格差拡大や経済断片化のメカニズムとは。
政治経済学の俊英が鮮やかに分析する日本経済
目次
第一部 社会分析の基準としての投下労働量
第1章 なぜ投下労働量分析が必要か
第2章 投下労働量の意味
第3章 投下労働量と利潤量
第4章 投下労働量の増加が意味するもの
第二部 「搾取の第一定義」を超える搾取と資本主義の歴史的役割
第5章 「搾取の第一定義」を超える搾取の必然性
第6章 「搾取の第一定義」を超える搾取を算出する
第7章 日本経済における資本蓄積の有効性──労働生産性の観点から
第8章 日本経済の景気循環と資本主義の歴史的役割
第三部 日本経済の構造変化と金融化
第9章 置塩型利潤率の動向からみる日本経済の構造変化
第10章 利益率の多様化に見る日本経済の断片化
第11章 日本経済における金融化と産業資本の性格変化
第12章 金融的収益の重要化と格差の変動の関係──資本収益率均等化の観点から
ISBN:9784763409607
。出版社:花伝社
。判型:A5
。ページ数:220ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2021年03月
。発売日:2021年03月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ。