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メテオ

詩人が育てた動物の話

著:志村 ふくみ
絵:土屋 仁応
解説:志村 洋子

紙版

内容紹介

百寿を迎える染織家・志村ふくみと彫刻家・土屋仁応が贈る絵本。
土屋仁応の木彫の動物からインスピレーションを得て、染織家・志村ふくみが書いたおとぎ話に、土屋が絵を描き下ろした。
「再生」をテーマとし、永遠なる芸術を讃えたメッセージ絵本。

「森のなかの小さな家で、いままさに天に召されようとしている若い詩人が紳士に抱きかかえられている。庭を松葉で埋めつくしてお式の準備をする庭師と息子たち。そこへターバンを巻いた老人が現れ、『今夜、美しい動物(いきもの)メテオが、あの方を迎えにみえる』と告げる。やがて、庭は、いちめん銀色の海になり……」

著者略歴

著:志村 ふくみ
染織作家・随筆家 1924年生まれ。文化学院卒。柳宗悦の民芸運動に共鳴していた母の指導を受け、滋賀・近江八幡で植物染料と紬糸による織物を始める。重要無形文化財保持者(人間国宝)。文化功労者。
絵:土屋 仁応
彫刻家 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。仏教美術の技術を応用し、檜や樟を素材に水晶などの玉眼を施した木彫作品を発表。実在の動物やユニコーン、麒麟、人魚などの幻獣をモチーフとした幻想的な作風であり、書籍装幀にも起用されている。

ISBN:9784763022189
出版社:求龍堂
定価:2500円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA