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天平の楽園 東大寺

著:三好 和義

紙版

内容紹介

「楽園」シリーズで広く知られる写真家・三好和義が少年の頃、写真家を目指す決意をしたのが、天平の面影の残る奈良の古寺だった。

やがて10代で写真家になる夢を叶えてからも、何度となく東大寺に通い、その尽きない魅力に惹かれ写真に撮してきた。

本書では、写真家が東大寺の近隣に住まいまで構えたことで実現した、四季折々、奇跡的な条件に恵まれた時にしか見ることのできない、寺院や境内に現れる目を奪われるような美の瞬間や、特別に許可を得て撮した、二月堂で行われる修二会「お水取り」の神秘的な様子、法華堂(三月堂)に安置されている不空羂索観音像(国宝)、法華堂(三月堂)に安置されている秘仏・塑造執金剛神立像(国宝)、戒檀院の四天王立像、誕生釈迦仏立像、盧舎那仏像(大仏/国宝)などの貴重な仏像写真を纏め、壮麗に花開いた天平文化の刻を再現すべく大胆に構成。

7月3日?13日にかけて、東大寺本坊にて開催される写真展に合わせて刊行する、これまでにない、東大寺写真集の決定版である。

巻末には貴重な撮影に臨んだ写真家の撮影エピソードも掲載。

著者略歴

著:三好 和義
1958年徳島市生まれ。中学生の時に本格的に写真を始め、16歳の時二科展入選、17歳の時には銀座ニコンサロンで個展を開催。どちらも「最年少」と話題を呼ぶ。27歳の時に、初めて出版した写真集『RAKUEN』で木村伊 兵衛賞を受賞。当時の最年少記録。以降、写真集を60冊以上出版。国宝の仏像を多く撮り集めた写真集『極楽園』や『京都の御所や離宮』などを発表。伊勢神宮「式年遷宮」撮影のために数年にわたり伊勢に居住。銀座・和光にて写真展を開催、作品を奉納した。東大寺の近隣に居を構え、今回の写真展、写真集のための撮影を行った。

ISBN:9784763018175
出版社:求龍堂
判型:B5変
ページ数:128ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2018年07月
発売日:2018年07月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:AJC