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シリーズ心理学と仕事 16

司法・犯罪心理学

監:太田 信夫
編:桐生 正幸

紙版

内容紹介

誕生からまだ歴史の浅い「司法・犯罪心理学」の定義や理論,研究と実務,学生の学びについて説明し,関連する各組織における具体的な仕事と研究知見,防犯,具体的な犯罪について解説。基本と応用との両面から捉え,国家資格である「公認心理師」資格取得の際にも幅広い視点から学べるよう構成を工夫している。

◆◆◆シリーズ心理学と仕事 全20巻 ラインナップ紹介◆◆◆
 1感覚・知覚心理学/2神経・生理心理学/3認知心理学/4学習心理学/
 5発達心理学/6高齢者心理学/7教育・学校心理学/8臨床心理学/
 9知能・性格心理学/10社会心理学/11産業・組織心理学/12健康心理学/
 13スポーツ心理学/14福祉心理学/15障害者心理学/16司法・犯罪心理学/
 17環境心理学/18交通心理学/19音響・音楽心理学/20ICT・情報行動心理学

心理学を活かした仕事を目指す高校生・大学生・社会人,そして,
進路指導や心理学教育に携わる教育関係者に向けて,多彩な心理学ワールドを紹介。
実際に働く人々の「現場の声」も交えながら,シリーズ総勢 300名以上の執筆陣が,
心理学の今を伝える。
心理学って面白そう! どんな仕事で活かされている?

国家資格として「公認心理師」が定められ,
心理学と仕事とのつながりに関心が高まる中,シリーズ[全20巻]刊行開始!

目次

監修のことば
はじめに

第1章 司法・犯罪心理学へのいざない
1節 司法・犯罪心理学とは
2節 実務場面と研究
3節 司法・犯罪心理学の行動モデル
4節 学生による学び
5節 司法・犯罪心理学のこれからについて
◎現場の声1 現場鑑識:科学捜査研究所の思い出①
◎現場の声2 犯罪者プロファイリング:科学捜査研究所の思い出②

第2章 犯罪捜査における司法・犯罪心理学
1節 犯罪者プロファイリング:開発の背景と理論,そして日本における実践
2節 目撃証言,捜査面接法:実験とエビデンス
◎現場の声3 ポリグラフ検査:記憶を検出する質問法

第3章 鑑別/裁判における司法・犯罪心理学
1節 少年鑑別所:鑑別とは
2節 裁判所:裁判員制度と量刑判断
◎現場の声4 精神科医療現場での心理技術職:触法精神障害者への心理的関わり
◎現場の声5 DV における加害者更生

第4章 刑事施設/少年院における司法・犯罪心理学
1節 矯正:刑事施設/少年院における心理学
2節 認知行動療法,更生プログラム
◎現場の声6 刑務所における笑いと犯罪心理:緊張と緩和
◎現場の声7 刑務所:成人へのアプローチ

第5章 地域防犯活動における司法・犯罪心理学
1節 防犯研究:犯罪予防理論
2節 日本における防犯活動
3節 情報提供サービスを用いた前兆事案の研究
4節 地域ボランティアの意識についての研究
◎現場の声8 行政における防犯への取り組み
◎現場の声9 保険金詐欺対策における犯罪心理学の活用

第6章 犯罪の実態
1節 現代の凶悪犯罪
2節 日常に潜む犯罪:窃盗,特殊詐欺など
◎現場の声10 凶悪犯罪に挑む捜査心理学
◎現場の声11 マス・メディアの現場からみた犯罪心理学
◎現場の声12 情報教育からみた犯罪心理学

付録 さらに勉強するための推薦図書
文献
人名索引
事項索引

ISBN:9784762830617
出版社:北大路書房
判型:A5
ページ数:160ページ
価格:2100円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年04月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNF