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マインドフルネス認知療法ワークブック

うつと感情的苦痛から自由になる8週間プログラム

著:ジョン・ティーズデール
著:マーク・ウィリアムズ
著:ジンデル・シーガル

紙版

内容紹介

マインドフルネス認知療法の開発者らによるワークショップを,オリエンテーションからエクササイズ,Q&A,ホームワークまで,リアルに再現。本文の解説と付属CD-ROM(MP3)の音声ガイドに沿って瞑想実践し,さらにはワークブック形式で振り返ることで,マインドフルな心を涵養する。読者の洞察を深めるために,参加者の声と対話も多数紹介。[原著]The Mindful Way Workbook: An 8-Week Program to Free Yourself from Depression and Emotional Distress

「今・ここ」への気づき。自分への思いやり。
8週間のプログラムによって
最終的に手に入るものはこれら。
――伊藤絵美 氏推薦!
(洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長)

この本は…書物に成し遂げられる最大限のレベルで,
信頼できる友人,カウンセラー,ガイドとしての機能を果たします。
――ジョン・カバットジン 氏推薦!

◆主なもくじ
第Ⅰ部 基礎
 第1章 ようこそ
 第2章 うつ,不幸感,感情的苦痛――なぜ,私たちは巻き込まれるのでしょうか?
 第3章 すること,あること,そしてマインドフルネス
 第4章 準備をしましょう
第Ⅱ部 マインドフルネス認知療法プログラム
 第5章 第1週:自動操縦を超えて
 第6章 第2週:別の知る方法
 第7章 第3週:現在に戻る――散らばった心をまとめる
 第8章 第4週:嫌悪を認めること
 第9章 第5週:物事をあるがままに受け入れること
 第10章 第6週:思考を思考として観る
 第11章 第7週:活動の中の思いやり
 第12章 第8週:これからどうする?

◆付属CD-ROM(MP3)収録内容(ナレーター 関根友実:元朝日放送アナウンサー)
1.ようこそ
2.レーズンエクササイズ
3.ボディスキャン瞑想
4.10分間静座瞑想:呼吸のマインドフルネス
5.マインドフル・ムーヴメント瞑想
6.ストレッチと呼吸瞑想
7.マインドフル・ウォーキング
8.3分間呼吸空間法‐標準版
9.3分間呼吸空間法‐拡張版
10.20分間静座瞑想
11.静座瞑想
12.困難に働きかける瞑想
13.5分,10分,15分,20分,30分のベル
14.知るということの2つの方法

目次

 監訳者による序文
 ジョン・カバットジンによる序文
 謝辞


第Ⅰ部 基 礎

第1章 ようこそ
希望を取り戻す
マインドフルネス認知療法
このワークブックは誰のためのもの?
なぜもう1 冊の本が必要なのでしょう?
この本の概要

第2章 うつ,不幸感,感情的苦痛―なぜ,私たちは巻き込まれるのでしょうか?
不幸感それ自体は問題ではありません
過去がこだまする
困難から逃げ出そうとして穴を掘ると,ますます深みにはまってしまう理由
どうして,私たちは勝つ見込みのない戦いにとらわれてしまうのでしょうか?
「すること」が役に立つのなら,何が問題なのでしょうか?

第3章 すること,あること,そしてマインドフルネス
様々な心のモードの描写
「あること」と「すること」 
マインドフルネス
マインドフルネス実践

第4章 準備をしましょう
プログラムを最大限に活用できる準備をする
いくつかの実践的な事柄として 
プログラムマップ 


第Ⅱ部 マインドフルネス認知療法(MBCT)プログラム

第5章 第1週:自動操縦を超えて
オリエンテーション
マインドフルにレーズンを食べる
 ・可能性を探求する
日々の実践
 1.ボディスキャン
 2.日常活動に気づきをもたらす
 3.マインドフルに食べる
おめでとうございます! 

第6章 第2週:別の知る方法
オリエンテーション
 ・考えることの隠された支配力:思考とフィーリング
日々の実践
 1.ボディスキャン
 2.呼吸のマインドフルネス
 3.日常活動に気づきを向ける
 4.うれしい出来事日誌

第7章 第3週:現在に戻る―散らばった心をまとめる
オリエンテーション
日々の実践
 1.ストレッチと呼吸瞑想の組み合わせ
 2.マインドフルネス・ムーヴメント瞑想
 3.3分間呼吸空間法―標準版
 4.いやな出来事日誌

第8章 第4週:嫌悪を認めること
オリエンテーション
 ・嫌悪の一次停止
 ・ほどほどの嫌悪とともにネガティブ思考を観ること
 ・ほどほどの嫌悪とともにネガティブな心の状態を観ること
日々の実践
 1.静座瞑想:呼吸,身体,音,思考のマインドフルネスと無選択な気づき
 2.3分間呼吸空間法―標準版
 3.呼吸空間法(追加用)
 4.マインドフル・ウォーキング

第9章 第5週:物事をあるがままに受け入れること
オリエンテーション
 ・そのままでいること
 ・そのままでいることを養うことがなぜ大切なのでしょうか
日々の実践
 1.静座瞑想:困難に働きかける
 2.3分間呼吸空間法―標準版
 3.3分間呼吸空間法(対処用,追加の教示と一緒に)

第10章 第6週:思考を思考として観る
オリエンテーション
日々の実践
 1.静座瞑想:思考を精神的な出来事として関係づけることに焦点を当てながら
 2.3分間呼吸空間法―標準版
 3.3分間呼吸空間法(対処用,思考に焦点を当てて)
 4.早期警告システムの設定

第11章 第7週:活動の中の思いやり
オリエンテーション
 1.役に立つ活動:MasteryとPleasure
 2.意図が鍵です
 3.立ちふさがる思考
日々の実践
 1.継続可能なマインドフルネス実践
 2.3分間呼吸空間法―標準版
 3.3分間呼吸空間法(対処用,マインドフルな行動のドア)
 4.アクション・プランを準備すること

第12章 第8週:これからどうする?
オリエンテーション
 ・展望
実践を続けていくこととは何か?:日々の実践
 1.日々のフォーマルなマインドフルネス実践
 2.毎日のインフォーマルなマインドフルネス実践
 3.3分間呼吸空間法(対処用)
終わりに


 リソース
 注
 索引
 監訳者あとがき

著者略歴

著:ジョン・ティーズデール
ジョン・ ティーズデール( John Teasdale,PhD )
 ケンブリッジの英国医学研究カウンシルの認知・脳科学ユニットで特別科学
者職にあった。彼は認知療法アカデミーの設立フェローであり,英国アカデミー
および医科学アカデミーのフェローである。彼はまた,アメリカ心理学会の部
門12(臨床心理学協会)から“ 卓越した科学者賞” を授与されている。退官後,
彼は国際的に洞察瞑想を教えている。
著:マーク・ウィリアムズ
マーク・ウィリアムズ( Mark Williams,PhD )
 オックスフォード大学の臨床心理学の教授で,ウエルカム財団の研究フェロー
である。彼はまたオックスフォード大学の精神科にあるオックスフォードマイ
ンドフルネスセンターの所長である。彼は認知療法アカデミーの設立フェロー
であり,医科学アカデミー,英国アカデミー,心理科学学会のフェローである。
著:ジンデル・シーガル
ジンデル・シーガル( Zindel Segal,PhD )
 トロント大学スカボロの気分障害の著名な心理学教授で,嗜癖とメンタルヘ
ルスのためのセンター(the Centre for Addiction and Mental Helth)でキャ
ンベル家族研究所の上級サイエンティストである。彼は認知療法アカデミーの
設立フェローであり,精神医学とメンタルヘルスにおけるマインドフルネスに
基づく臨床ケアの妥当性を主張している。

ISBN:9784762830358
出版社:北大路書房
判型:B5
ページ数:256ページ
価格:3600円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ