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人間科学のための混合研究法

質的・量的アプローチをつなぐ研究デザイン

著:J.W.クレスウェル
著:V.L.プラノクラーク
訳:大谷 順子

紙版

内容紹介

研究の入口から結論を引き出すまでのプロセスの各段階において,質的・量的アプローチでデータを収集・分析・混合し,各々のアプローチの長所を組み合わせることをめざした研究方法論。4つの主な研究デザイン(トライアンギュレーション/埋め込み/説明的/探求的)の手順や特徴を,具体的な研究例とともに紹介。

目次

序 文  

第1章 混合研究法を理解する
 目的と構成
 専門用語を明確にする(用語の意味確認)
 混合研究法とは何か
 混合研究法の重要性
 [要約]
 [演習]
第2章 準備の段階で考慮すべき事項を検討する
 世界的視野のスタンスを考察する
 量的および質的研究の基礎
 混合研究法によって指摘される研究の問題点
 [要約]
 [演習]
第3章 混合研究法を見つけ,レビューする
 混合研究法を探し,レビューする
 混合研究法表記システムと視覚的ダイアグラム
 混合研究法の4例
 [要約]
 [演習]
第4章 混合研究法を用いた調査研究デザインを選択する
 混合研究法デザインの分類
 混合研究法デザインの4つのおもなタイプ
 混合研究法デザインのタイプを選択する
 デザインの決定を実施する
 調査研究のデザインを同定するパラグラフを書く
 [要約]
 [演習]
第5章 混合研究法を紹介する
 混合研究法の研究題目を書く
 イントロダクションにおいて研究問題を述べる
 目的の言明
 「研究設問」と仮説
 [要約]
 [演習]
第6章 混合研究法においてデータを収集する
 量的および質的データ収集の手続き
 混合研究法デザインにおけるデータ収集
 [要約]
 [演習]
第7章 混合研究法においてデータを分析する
 量的および質的データ分析の手続き
 混合研究法デザインの中のデータ分析
 [要約]
 [演習]
第8章 混合研究法を執筆し,評価する
 執筆のための一般的ガイドライン
 デザインに関連するように執筆の構成を組み立てる
 デザインの中の混合研究法を評価する
 [要約]
 [演習]
第9章 混合研究法に関してよくされる質問
 混合研究法の質問を予期する
 混合研究法とは何か
 混合研究法は一般に認容されるのか
 混合研究法は現実的であるか
 [要約]
 [演習]
第10章 混合研究法の将来の方向性
 必要とされる混合研究法の発展
 [要約]
 [演習]

<アペンディクス>
アペンディクスA:トライアンギュレーションデザイン
 「地方の青年によるアルコールや他のドラッグへの抵抗に関する認知」
アペンディクスB:埋め込みデザイン
 「抗精神病薬物治療の管理を改善するためにデザインされた臨床試験における患者の理解と参加」
アペンディクスC:説明的デザイン
 「多元的調査法による台湾・オーストラリアの教室環境に関する研究」
アペンディクスD:探究的デザイン
 「組織への同化ディメンションを探究する─測定方法を創出し妥当化する」

ISBN:9784762827310
出版社:北大路書房
判型:A5
ページ数:336ページ
定価:3300円(本体)
発行年月日:2010年12月
発売日:2010年12月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GT