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対人関係と適応の心理学

ストレス対処の理論と実践

編著:谷口 弘一
編著:福岡 欣治

紙版

内容紹介

ソーシャル・サポート,対人ストレス,コーピングなど,対人関係のポジティブな側面とネガティブな側面,および自己概念,自己開示といった自己の問題と心理的適応とのかかわりについて,丁寧に解説する。加えて,対人関係に起因する問題の解決やストレス状態の改善を目的とした,さまざまな介入例や実践例を紹介する。

目次

1章 ストレスをもたらす対人関係
 1節 対人関係の両面性
 2節 対人感情の観点からみた「ネガティブな対人関係」
 3節 さまざまな対人関係における「ネガティブな対人関係」
 4節 「ネガティブな対人関係」をまとめてみると
 5節 対人ストレス研究の現状と今後
2章 対人ストレスに対するコーピング
 1節 心理的ストレス過程におけるコーピングの役割
 2節 対人ストレスコーピング
 3節 対人ストレスコーピングと精神的健康
 4節 さまざまな領域における対人ストレスコーピング研究
 5節 対人ストレスコーピングの展開
3章 特性的・状況的コーピングと適応
 1節 特性的コーピングと状況的コーピングの測定
 2節 特性的・状況的コーピングと適応に関する研究知見
 3節 コーピング研究の臨床実践への応用
4章 自己概念と適応
 1節 はじめに
 2節 重要他者との相互作用
 3節 抑うつ的な人の自己確証に関する研究
 4節 重要他者に対する再確認傾向に関する研究
 5節 おわりに
5章 開示・抑制と適応
 1節 はじめに
 2節 自己開示と精神的健康――話すことは健康の証?
 3節 会話中の発言抑制と精神的健康
 4節 外傷体験の開示と心身の健康
 5節 まとめ
6章 社会的スキルと適応
 1節 近年の児童生徒の学校不適応問題
 2節 社会的スキル(social skills)とは
 3節 社会的スキル訓練の諸技法
 4節 社会的スキル教育の実際
 5節 社会的スキル訓練の実際
7章 ソーシャル・サポート研究の基礎と応用――よりよい対人関係を求めて
 1節 はじめに
 2節 ソーシャル・サポート研究を生み出したもの
 3節 ソーシャル・サポートの概念と測定
 4節 ソーシャル・サポートの効果に関するモデル
 5節 ソーシャル・サポートとよりよい対人関係――依存性との関連から
 6節 おわりに
8章 ソーシャル・サポートの互恵性と適応――個人内および個人間発達の影響
 1節 サポートの互恵性
 2節 サポートの互恵性に影響を与える要因
9章 学校におけるストレスマネジメント
 1節 子どもたちの心理的ストレス
 2節 学校場面における対人ストレスに介入する意義
 3節 子どもたちの学校ストレッサーとコーピング
 4節 子どもたちの対人ストレスに対するコーピングスキル
 5節 子どもたちに対するストレスマネジメント総合プログラム
10章 職場のストレスマネジメント――対人ストレスを中心に
 1節 はじめに
 2節 職場における対人関係
 3節 職場におけるストレスマネジメント
 4節 おわりに――効果的なストレスマネジメントに向けて

引用・参考文献

ISBN:9784762825279
出版社:北大路書房
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2006年09月
発売日:2006年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKM