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実践家のための認知行動療法テクニックガイド

行動変容と認知変容のためのキーポイント

監:坂野 雄二
著:鈴木 伸一
著:神村 栄一

紙版

内容紹介

本書は日本人を対象として認知行動療法の理論的・実践的研究を行ってきた著者2人が日本人に認知行動療法を行う際に必要とされるテクニックを具体的に解説する。日本の認知療法の実践家の有用なガイドブックとなるとともに,実践家を養成する医学系および臨床心理学系大学や大学院等でのテキストブックとしても活用できる。

目次

第1章 行動のコントロール
    ―望ましくない癖を減らし望まれる習慣を形成・維持するテクニック
 第1節 問題や症状を「行動」という単位でとらえること
 第2節 「行動」の機能(役割)をつかまえ評価すること
 第3節 行動が学習によって変化するプロセス
 第4節 機能分析を支えるアセスメント
 第5節 望ましくない癖にブレーキをかけるテクニック
 第6節 望ましい行動を育てるテクニック

第2章 気分・感情のコントール
    ―恐怖や不安を調整しながら積極性を獲得するテクニック
 第1節 恐怖と不安の基本的性質と暴露の原理
 第2節 恐怖や不安のアセスメント
 第3節 逆制止をもちいた段階的治療(系統的脱感作法)
 第4節 段階的現実暴露による治療(継時近接法)
 第5節 モデリングによる不安の調整
 第6節 持続的暴露法と反応妨害の組み合わせによる治療

第3章 認知のコントロール
    ―受け止め方,思考,信念を変容するテクニック
 第1節 なぜ認知をあつかうのか?
 第2節 思考と感情をとらえる
 第3節 非機能的な思考を再検討する
 第4節 行動実験の計画と実行
 第5節 セルフコントロールの支援
 第6節 セラピィのふり返りと再発防止

第4章 認知行動療法を臨床実践に活かすために
 第1節 認知行動療法の特徴と基本的な考え方
 第2節 認知行動療法におけるセラピスト-クライエント関係
 第3節 認知行動療法におけるアセスメント
 第4節 認知行動療法における事例の概念化(見立て)と介入戦略

ISBN:9784762824784
出版社:北大路書房
判型:A5
ページ数:181ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2005年12月
発売日:2005年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKM