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やさしく学ぶ教職課程

教育の方法・技術とICT

編:古賀 毅
編:高橋 優

紙版

内容紹介

大学の教職課程で学ぶ学生や教育現場にあり、実践力のさらなる研鑽に取り組んでいる先生方を対象として、
教育方法に関する基礎的な知識・技術と、情報通信技術(ICT:Information and Communication Technology)
についての活用能力の獲得を目的としてまとめられた1冊。

ICT事項科目に関する内容を「教育の方法及び技術」に関する科目の中で学ぶことを想定し、
前半の章では教育の方法と技術について、後半ではICT事項について取り扱う。

教育方法とICTの活用とあわせて学ぶことにより、
両者を有機的に結び付け、模擬授業等の場での融合への試みが期待できる。

【執筆者】
*古賀毅、祁白麗、児玉佳一、山崎治、宮本浩紀、高橋洋行、打越正貴、大川なつか、楢原毅、浅見和寿、
杉山大幹、*高橋優、森考浩(執筆順,*印は編者)
【編集協力者】
塚越健司、森考浩、松澤秀則、向井美咲、金井賀恩、木下智実

目次

第1章 教育の方法・技術とICTへの視座
 1.1 2020年に起こったこと/ 2020年に見えたもの
 1.2 インターネット・ネイティヴ世代の学校教育
 1.3 「学校教育とICT」の動向
 1.4 教育目標の再設定
 1.5 教育内容・方法の再設定
 1.6 中等教育の再設定

第2章 近代の学校教育と方法・技術
 2.1 教育方法・技術の考え方
 2.2 教育方法・技術の歴史(1):16~19世紀 教育方法の近代化
 2.3 教育方法・技術の歴史(2):新教育の登場以降
 2.4 教育方法・技術の心理学的側面
 2.5 教育方法・技術の工学的側面
 2.6 教育におけるモデルとデザイン
 2.7 すぐれた教育実践に学ぶ

第3章 教育方法・技術の今日的視点
 3.1 主体的・対話的な学びをめざして
 3.2 探究する授業
 3.3 高等学校の基礎と探究
 3.4 カリキュラム・マネジメントの視点
 3.5 教育活動と評価

第4章 授業の構想と準備
 4.1 授業観を深める
 4.2 児童・生徒のレディネスを知る
 4.3 思考力をはぐくむ教科の授業
 4.4 実験・実技・実習の授業
 4.5 教科書の意義と活用
 4.6 板書・机間指導・発問の技術
 4.7 印刷教材とスライドの活用
 4.8 年間指導計画の作成
 4.9 学習指導案の作成

第5章 学校教育とICT(1) ICTの知識・スキル・モラルを学ぶ
 5.1 ICTと人間・社会を俯瞰する学習
 5.2 情報リテラシー・情報モラルの学習
 5.3 新時代の資質・能力としてのICT教育
 5.4 インターネット検索の技術
 5.5 オンライン・データベースからの情報収集
 コラム インターネットのコンテンツと著作権

第6章 学校教育とICT(2) 教育活動におけるICT活用
 6.1 教育におけるICT活用の歴史と現状
 6.2 ツールとしてのICT:ICTは何を代替するか
 6.3 協働学習とICT
 6.4 教科指導とICT活用
 コラム 理系教科におけるICT活用
 6.5 デジタル教材の開発と活用
 6.6 道徳教育・特別活動とICT活用
 6.7 総合的な学習(探究)の時間とICT活用
 6.8 生徒指導・キャリア教育とICT活用
 6.9 教師の校務とICT活用
 コラム クラウド・ストレージの活用

第7章 学校教育とICT(3) システムの運用と管理
 7.1 ICT活用の力量をつける
 7.2 ICTの導入とセキュリティ
 7.3 ICTシステムの運用への目配り
 7.4 ICT運営体制の確立

第8章 ICT化と向き合う学校:現場からの報告
 8.1 学校現場からの報告:私立学校におけるICT活用
 8.2 学校現場からの報告:公立学校におけるICT活用
 コラム 編者にきく:教育の方法・技術とICTのこれから

引用・参考文献
索 引

著者略歴

編:古賀 毅
(こが つよし)千葉工業大学創造工学部教育センター准教授。

編:高橋 優
(たかはし まさる)埼玉工業大学基礎教育センター教授。

ISBN:9784762031953
出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
判型:B5
ページ数:144ページ
定価:2100円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年12月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JNU
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:JNW