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食物と栄養学基礎シリーズ 7

基礎栄養学-第二版 7

第2版

監:吉田 勉
編:佐藤 隆一郎
編:加藤 久典

紙版

目次

1 栄養の概念
 1.1 栄養の定義
  1.1.1 生命の維持 / 1.1.2 健康保持 / 1.1.3 食物摂取
 1.2 栄養と健康・疾患
  1.2.1 栄養学の歴史 / 1.2.2 欠乏症 / 1.2.3 過剰症 / 1.2.4 生活習慣病 / 1.2.5 健康増進
 1.3 遺伝形質と栄養の相互作用
  1.3.1 栄養素に対する応答の個人差 / 1.3.2 生活習慣病と遺伝子多型 / 1.3.3 倹約(節約)遺伝子仮説

2 食物の摂取
 2.1 空腹感と食欲
  2.1.1 空腹感と満腹感 / 2.1.2 食欲 / 2.1.3 摂食量の調節
 2.2 食事のリズムとタイミング
  2.2.1 生体リズムと日内リズム / 2.2.2 日内リズムと生理機能 / 2.2.3 日内リズムと栄養補給

3 消化・吸収と栄養素の体内動態
 3.1 消化器系の構造と機能
  3.1.1 食道・胃・小腸・大腸の基本構造 / 3.1.2 肝臓の構造と機能
 3.2 消化・吸収と栄養
  3.2.1 水溶性栄養素 / 3.2.2 脂溶性栄養素
 3.3 消化過程(分泌源別の酵素・活性化・基質・終末産物)の概要
  3.3.1 唾液腺、舌腺 / 3.3.2 胃腺 / 3.3.3 膵臓 / 3.3.4 胆嚢 / 3.3.5 小腸
 3.4 管腔内消化の調節
  3.4.1 脳相、胃相、腸相 / 3.4.2 自律神経系による調節 / 3.4.3 消化管ホルモンによる調節
 3.5 膜消化、吸収
  3.5.1 膜消化 / 3.5.2 膜の透過
 3.6 栄養素別の消化・吸収
  3.6.1 たんぱく質 / 3.6.2 炭水化物(糖質、食物繊維) / 3.6.3 脂質 / 3.6.4 ビタミン
  / 3.6.5 ミネラル(無機質)
 3.7 栄養素の体内動態
  3.7.1 門脈系 / 3.7.2 リンパ系 / 3.7.3 細胞外液
 3.8 食物繊維・難消化性糖質の作用
  3.8.1 難消化性糖質の発酵・吸収 / 3.8.2 短鎖脂肪酸 / 3.8.3 腸内細菌
 3.9 生物的利用度(生物的有効性)
  3.9.1 消化吸収率 / 3.9.2 栄養価

4 たんぱく質の栄養
 4.1 たんぱく質・アミノ酸の構造
  4.1.1 たんぱく質の構造 / 4.1.2 アミノ酸の構造
 4.2 たんぱく質・アミノ酸の体内代謝
  4.2.1 たんぱく質の合成 / 4.2.2 たんぱく質の分解 / 4.2.3 アミノ酸の異化
  / 4.2.4 食後・食間期のたんぱく質・アミノ酸代謝 / 4.2.5 たんぱく質・アミノ酸代謝の臓器差
  / 4.2.6 アルブミン / 4.2.7 短半減期たんぱく質
 4.3 アミノ酸の臓器間輸送
  4.3.1 アミノ酸プール / 4.3.2 分枝(分岐鎖)アミノ酸の特徴 / 4.3.3 アミノ酸の代謝と臓器間輸送
 4.4 摂取するたんぱく質の量と質の評価
  4.4.1 窒素出納 / 4.4.2 生物価 / 4.4.3 不可欠(必須)アミノ酸 / 4.4.4 アミノ酸価
  / 4.4.5 アミノ酸の補足効果
 4.5 他の栄養素との関係
  4.5.1 エネルギー代謝とたんぱく質 / 4.5.2 糖新生とたんぱく質代謝

5 炭水化物の栄養
 5.1 糖質の体内代謝
  5.1.1 食後・食間期の糖質代謝 / 5.1.2 糖質代謝の臓器差
 5.2 血糖とその調節
  5.2.1 インスリンの作用 / 5.2.2 血糖曲線 / 5.2.3 肝臓の役割 / 5.2.4 筋肉・脂肪組織の役割
  / 5.2.5 コリ回路、グルコース・アラニン回路
 5.3 エネルギー源としての利用
  5.3.1 炭水化物エネルギー比率 / 5.3.2 たんぱく質節約作用
 5.4 他の栄養素との関係
  5.4.1 相互交換 / 5.4.2 ビタミンB1必要量の増加
 5.5 食物繊維・難消化性糖質
  5.5.1 食物繊維・難消化性糖質の発酵・吸収 / 5.5.2 食物繊維・難消化性糖質のエネルギー
  / 5.5.3 短鎖脂肪酸 / 5.5.4 腸内細菌

6 脂質の栄養
 6.1. 脂質の臓器間輸送
  6.1.1 リポタンパク質 / 6.1.2 遊離脂肪酸
 6.2 貯蔵エネルギーとしての作用
  6.2.1 トリアシルグリセロール合成 / 6.2.2 脂肪細胞の役割
 6.3 コレステロール代謝の調節
  6.3.1 コレステロール代謝の合成・輸送・蓄積 / 6.3.2 ステロイドホルモン / 6.3.3 胆汁酸の腸管循環
 6.4 脂質の体内代謝
  6.4.1 食後・食間期の脂質代謝 / 6.4.2 脂質代謝の臓器間の相互作用
 6.5 摂取する脂質の量と質の評価
  6.5.1 脂質エネルギー比率 / 6.5.2 飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸
  / 6.5.3 n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸 / 6.5.4 必須脂肪酸 / 6.5.5 脂肪酸由来の生理活性物質
 6.6 他の栄養素との関係

7 ビタミンの栄養
 7.1 ビタミンの種類
 7.2 脂溶性ビタミンの代謝と栄養学的機能
  7.2.1 ビタミンA / 7.2.2 ビタミンD / 7.2.3 ビタミンE / 7.2.4 ビタミンK
 7.3 水溶性ビタミンの代謝と栄養学的機能
  7.3.1 ビタミンB1 / 7.3.2 ビタミンB2 / 7.3.3 ナイアシン / 7.3.4 ビタミンB6
  / 7.3.5 葉酸 / 7.3.6 ビタミンB12 / 7.3.7 パントテン酸 / 7.3.8 ビオチン
  / 7.3.9 ビタミンC

8 ミネラル(無機質)の栄養
 8.1 ミネラルの分類と栄養学的機能
  8.1.1 多量ミネラル / 8.1.2 微量ミネラル
 8.2 硬組織とミネラル
  8.2.1 カルシウム、リン、マグネシウム / 8.2.2 骨と ビタミンDとの関係 / 8.2.3 歯とフッ素
 8.3 生体機能の調節作用
  8.3.1 レニン、アンジオテンシン、アルドステロンとナトリウム
  / 8.3.2 神経、筋肉の機能維持とカリウム、マグネシウム / 8.3.3 糖代謝とクロム
 8.4 酵素反応の賦活作用
  8.4.1 酵素活性と銅、亜鉛、マンガン、セレン / 8.4.2 呼吸酵素と鉄、銅、モリブデン、ヨウ素
 8.5 鉄代謝と栄養
  8.5.1 ヘム鉄と非ヘム鉄 / 8.5.2 鉄の体内運搬と蓄積
 8.6 ミネラルの生物学的利用度
  8.6.1 カルシウムと鉄の消化吸収率と変動要因
 8.7 他の栄養素との関係

9 水・電解質の栄養的意義
 9.1 体内の水の分布
 9.2 体内における水の役割―水の特性と機能
  9.2.1 物質の運搬 / 9.2.2 代謝反応の場 / 9.2.3 熱の核酸・放出 / 9.2.4 細胞の維持
  / 9.2.5 潤滑剤としての機能
 9.3 水の出納
  9.3.1 水の摂取 / 9.3.2 水の排出 / 9.3.3 体内での分泌・吸収における水の移動
 9.4 体内における体液の調節
  9.4.1 血漿と間質液の間の水移動 / 9.4.2 間質液と細胞内液の間の水移動
 9.5 体液調節の異常―脱水・浮腫
  9.5.1 脱水(水の欠乏) / 9.5.2 浮腫
 9.6 電解質
 9.7 電解質の体内分布
 9.8 電解質のはたらき
  9.8.1 体液量(体液浸透圧)の調節 / 9.8.2 酸・塩基平衡
 9.9 高血圧とナトリウム・カリウム
  9.9.1 ナトリウム / 9.9.2 カリウム

10 エネルギー代謝
 10.1 エネルギー代謝の概念
  10.1.1 物理的燃焼値 / 10.1.2 生理的燃焼値(生体利用エネルギー量)
 10.2 エネルギー消費量
  10.2.1 基礎代謝量と除脂肪体重 / 10.2.2 安静時代謝量 / 10.2.3 睡眠時代謝量
  / 10.2.4 活動時代謝量 / 10.2.5 メッツ(METs)、身体活動レベル(PAL) / 10.2.6 食事誘発性熱産生
 10.3 臓器別エネルギー代謝
  10.3.1 筋肉 / 10.3.2 肝臓 / 10.3.3 脂肪組織 / 10.3.4 脳
 10.4 エネルギー代謝の測定法
  10.4.1 直接法と間接法 / 10.4.2 呼気ガス分析 / 10.4.3 呼吸商と非たんぱく質呼吸商
  / 10.4.4 二重標識水法

著者略歴

監:吉田 勉
(よしだ つとむ)東京都立短期大学・東京都立立川短期大学名誉教授。

編:佐藤 隆一郎
(さとう りゅういちろう)東京大学大学院農学生命科学研究科教授。

編:加藤 久典
(かとう ひさのり)東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授(東京大学総括プロジェクト機構特任教授)。

ISBN:9784762027048
出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
判型:B5
ページ数:176ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2017年02月
発売日:2017年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MBN