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主体的・対話的で深い学びを促す中学校・高校国語科の授業デザイン

アクティブ・ラーニングの理論と実践

編著:稲井 達也
編著:吉田 和夫

紙版

内容紹介

中教審答申に示された「主体的・対話的で深い学び」、いわゆる「アクティブ・ラーニング」を取り入れた中学校・高校の国語科はどのように授業すればよいのか。その理論と方法を研究者が解説し、それらと関連づけてデザインした授業に取り組む教師がその実践内容を具体的に示しながら指導計画・展開例、評価規準等を丁寧に著した必読書。


【執筆者】稲井 達也 (著, 編集), 吉田 和夫 (著, 編集), 山下 直 (著), 有働 玲子 (著), 藤田 晋司 (著), 伊東 峻志 (著), 岩田 美紀 (著), 細井 千恵 (著), 大島 かや子 (著), 井出 明日香 (著), 人見 誠 (著), 新井 涼子 (著), 渡辺 雅美 (著), 松崎 史周 (著), 小沢 貴雄 (著), 高松 美紀 (著), 高橋 幸平 (著), 畑 綾乃 (著), 沖 奈保子 (著), 小川 一美 (著), 菊池 陽子 (著), 高見 京子 (著), 中村 純子 (著), 影山 陽子 (著), 亀井 浩明 (著)

目次

●第1部 道案内編
1 21世紀型能力と主体的・対話的で深い学び―21世紀を生き抜く力を身につける「アクティブ・ラーニング」―
2 言語活動の充実とアクティブ・ラーニング
3 小学校の言語活動に学ぶ協働的な学びの技法―小中一貫教育を視野に入れた国語科の授業―
4 オーセンティックな学びとこれからの国語科教育―「実の場」における指導と評価の勧め―
コラム① アクティブ・ラーニングの基盤となる言語環境づくり

●第2部 小・中学校実践編
1 グループでの話し合いを中心にした「問い」を解決する小学校5年生の説明文の授業
2 グループ・セッションと「見える化」を工夫した小説「アイスプラネット」の授業
3 ホットシーティングを用いて「君は『最後の晩餐』を知っているか」を読み解く
4 「竹取物語」五人の貴公子の話について、ジグソー法で理解しよう!
5 アクティブ・ラーニングを取り入れた書写の指導
6 複数の作品を読み、さまざまな角度から人物像を捉えよう
7 新聞記事を活用した批評文の指導―18歳選挙権の是非を問う15歳の主張―
8 豊かな社会性と論理的思考力・判断力を培う反転授業とアクティブ・ラーニングの試み―『走れメロス』を題材にした教室ディベート―
コラム② アクティブ・ラーニングにつながる観察・発見の文法指導

●第3部 高等学校実践編
1 国際バカロレアの視点を生かす国語科の文学の授業
2 国際バカロレアの学習手法を取り入れた小説「山椒魚」の授業―主体的に分析・解釈し、表現する力を育成する―
3 資料を活用し、対話を取り入れた「土佐日記」の授業
4 誰にでも活用できる「見える化」による「羅生門」の「話す・聞く」の授業―タブレット端末の活用を視野に入れて―
5 協力して疑問を解決しよう―ジグソー法を用いた評論読解―
6 YouTubeを活用し、パフォーマンス評価を取り入れた「書くこと」の指導
7 創作(吟行)と句会によるセッション―創造性・批判的思考力を育てる授業―
コラム③ 学校図書館の読書材を授業に活かす

●第4部 アクティブ・ラーニングの方法編
1 「主体的・対話的で深い学び」を実現するために―形式的な学びにならないための工夫―
2 アクティブ・ラーニングの技法(1) ―話し合いの指導―
3 アナログツールで楽しくアクティブ・ラーニング
4 アクティブ・ラーニング推進のためにマルチメディアの活用を
5 アクティブ・ラーニングの技法(2) ―ワーク・ショッブ型授業―
コラム④ アクティブ・ラーニングと日本語教育

著者略歴

編著:稲井 達也
編著者:(いない たつや)日本女子体育大学体育学部スポーツ健康学科教授。
編著:吉田 和夫
編著者:(よしだ かずお)玉川大学教師教育リサーチセンター客員教授。

ISBN:9784762026720
出版社:学文社
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2100円(本体)
発行年月日:2016年11月
発売日:2016年11月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JNU
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:JNW