多摩学
編著:帝京大学文学部社会学科『多摩学』執筆委員会
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内容紹介
東京都26市3町1村で構成された多摩地域を、総合的に分析・検討。
多摩地域の過去・現在・未来を分かりやすく解説し、多摩地域への理解を深めることのできる内容になっている。
前半は歴史、人口、環境、教育、地域ブランド戦略の5つの分野を分析し、
後半は事例研究として、地域メディア、立川市による取り組み、
多摩信用金庫による地域活性化への取り組みに焦点を当てて考察した。
多摩地域が抱える諸問題にも言及。各章の最後に英文要約も掲載。
【執筆者】
浦野慶子、菊池美代志、渡辺秀樹、池周一郎、大浦宏邦、山口 毅、伊達康博、河野匡人、横溝大樹、
三重野卓
目次
序
第1章 多摩地域の歴史―郊外の街づくり―
1 戦前の郊外の時代
2 戦後の郊外化と住宅地の開発
3 企業と大学の進出
4 地元の住民と行政の対応
5 成熟する郊外
6 転換期の多摩地域
第2章 多摩地域の人口
1 多摩地域の近代以前の人口
2 近世の多摩の人口
3 明治から第二次大戦終了まで
4 多摩地域の将来人口
5 人口減少のもたらすもの―帰園田居―
第3章 多摩地域の環境問題―緑地保全とごみ問題―
1 武蔵野の自然環境
2 高度成長と緑地の減少
3 倉沢緑地の場合
4 雑記林の手入れとボランティア
5 多摩地域のゴミ問題
6 ゴミ収集の有料化と資源化の進展
7 最終処分量の変化
8 他地域との関連
第4章 多摩地域の教育
1 地域と学校教育
2 伝統的な農村の生活と学校
3 高度経済成長期から1970年代にかけて―学校増設・高校全入運動
4 1990年代以降―学校統廃合の問題
5 地域の中の知識
第5章 多摩地域のブランド構築―戦略と課題―
1 地域活性化手法としてのブランド構築
2 多摩ブランド構築の必要性
3 多摩地域における戦略的ゾーニングの在り方
4 ブランド化を図るべき4領域
5 ブランド化に向けた展望
第6章 多摩地域のメディア―コミュニティFMを事例に―
1 再び問われる地域メディアの役割
2 地域メディアとしてのコミュニティFMの背景
3 多摩地域におけるコミュニティFMの現況―「エフエムたちかわ」を事例として
4 地域メディアの再考と未来に向けての課題
5 今後の地域メディアの進展に向けて
第7章 立川市第4次長期総合計画―多様な市民参加による計画策定―
1 立川市の概要
2 長期総合計画と地方自治法について
3 立川市第4次長期総合計画について
4 「第4次長期総合計画」における市民参加手法について
5 市民とともにつくる"まち"の将来
第8章 多摩信用金庫の取り組み―地域活性化に資する価値創造ー
1 地域の活性化に貢献する信用金庫
2 歴史と風土からみた価値創造の精神的支柱
3 能動的な芸術文化活動を支える仕組みづくり
4 新しいライフスタイルを創発する仕組みづくり
5 創業を歓迎する風土の涵養
6 新しい学びのありかたを拓く
7 危機突破の重要なプレイヤーとして
ISBN:9784762025563
。出版社:学文社
。判型:4-6
。ページ数:162ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2015年09月
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JHB。